場所の選び方で見え方も変わってくる
同じイルミネーションでも、撮影する方向で、その表情はまったく別のものに変わってきます。どこの位置からアプローチするか、これも大事なポイントになります。作例として、等間隔に植えられている木に施したイルミネーションの場合で見てみましょう。
最初のアプローチは、縦位置の少し斜めから見た感じです。斜めから撮ることで奥行き感が出てきます。遠近法の構図で撮ることで、イルミネーションのある世界に引き込まれていく、そんなイメージも沸くような構図。細長く作られているイルミネーションには応用してもらえるアプローチだと思います。
斜めから、奥行きの空間をとらえて撮影。この場所の広がり具合が見て取れます。奥行きがある場所なら撮っておきたい構図。 |
同じ場所にて、今度は、木々の並びを真横から撮ってみたものがこちらです。先ほどの三次元的な奥行きのあるものから一転、平面な写りになるアプローチです。全体を並べて撮るというこのアプローチもまたイルミネーションを撮るのに効果的な構図です。
並んでいる木々を平面に撮影。この方向からでも、きれいなイルミネーション写真になります。表現方法としていくつかのパターンを選んでみてはいかがでしょうか。 |
同じイルミネーションでも、撮る位置から見え方が大きく変わってきますので、どのように表現するのかで選んでみてはいかがでしょうか。
全体の風景をまとめて撮ってみる
全体をひとつの風景としてまとめてみたもの。ポストカードになるような構図。全体がどのような場所なのかを記録しておくのにも、撮っておいてもいい一枚です。 |
イルミネーションのある場所全体の風景が、絵になるような場所ならば、全体を取り入れて撮ってみるのもいいでしょう。
絵はがき的という表現が合うかどうかはわかりませんが、ポストカードにでもなりそうなそんな構図。風景写真を撮るかのように、このような全体をまとめた構図も撮ってみてはいかがでしょうか。
イルミネーションの場所の全体のつくりなども知ることが出来て、来年などに撮影をするときの参考にもなるのでこのような全体の写真は後々に役に立つことがあります。余裕があるなら撮っておきたい構図でもありますね。
さて、イルミネーションの撮り方、ご参考になりましたでしょうか。全国各地で華やかに輝いているイルミネーション、ぜひきれいに撮影してみてください。そして、寒いですから、暖かい格好で風邪などひかないようにして撮影に挑みましょう!
写真・テキスト 瀬川陣市
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