港湾攻略其の三、流れ込み
ちょっとした流れ込みでも、水温の変化や流れにシーバスが寄ってくることが多い。狙えるところに流れ込みがあればぜひルアーを通してみよう |
流れ込みでは流れが最も強い流芯よりも、その周囲の反転流にシーバスが居ることのほうが多い。流れに対してやや上流側にルアーを投げて、流れに負けてヨロヨロと落ちてくる小魚を演出してみよう。ルアーのチョイスがあっていれば、派手な水しぶきと共にガツンと喰ってくるはずだ。
また、流れ込みの形状によっては、派手に泡立っている部分の下に流れが緩いエリアが存在している場合もある。そうした場所では重めのジグヘッドを使ってソフトルアーを流し込んでやると一発で喰ってくるケースもある。
いずれのケースも”流れ”をいかに理解するかで、狙い方も様々になる。あまり固定概念に縛られず、思いつく限りのメソッドを試してみることが釣果に繋がると思っておいてほしい。
港湾攻略其の四、運河と小河川
港湾地域に良く見られる運河や小河川。シーバスの通り道になっていることが多いので、思わぬ大釣りができることもある |
回遊している元気なシーバスは潮流に合わせてミオ筋に沿って移動することが多い。回遊を待ち受ける釣りになるので辛抱が必要だが、パターンが分かれば連続ヒットも可能になるのがこの釣りの魅力。対岸まで距離が短いなら流れを横切るようなイメージで、流芯までがやっとというような場所ではミオ筋がつくるカケ上がり周辺を狙うとよいだろう。
使うルアーはミノーが中心。ただし、季節によってはイソメやゴカイ、アミエビなどの管虫類や微生物を捕食していることも多いので、7cm程度の小型ミノーやシンキングペンシルも用意しておこう。その場合、アタリは非常に小さいからいつでもアワセられるようにしておくこと。小さい生き物を捕食しているケースでは、60cmを越すような大型シーバスでもやけに小さなアタリしかでないため十分用心しておこう。
港湾を上手に攻めて効率よく楽しもう!
港湾はシーバスにとって格好の住処なので、コツと特長を掴めば比較的釣果に恵まれやすい場所でもある。身近で試せるシーバスゲームを楽しんでほしい |
次回からは河口・干潟を攻めます。超大型シーバスが期待できるシチュエーションでシーバスフィッシングを存分に味わってください。お楽しみに!
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