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釣りに必要な「結び」のテクニック(3ページ目)

フライフィッシングをはじめるための基礎講座第3回目。今回は、釣りに必要な「結び」のテクニック。完璧なる結び(=ノット)を身に付けないと、絶対といっていいほど後悔すると断言しますよ。

執筆者:中山 一弘

毛針とティペットを結ぶ「ダンカンループ」

さて、最後に紹介するのは、毛針とティペットを結ぶ方法だ。実際何回か釣りに行くと分かるが、実はここが一番切れやすく、釣り人にとって永遠の命題になっている部分だ。ガイドもいろいろと試したけれど、これから紹介する「ダンカンループ」(ユニノットという人もいる。どちらも正解)が、この釣りには一番しっくりしていると感じている。結び目をフライから離れたところでも行えるので、極小毛針のときでも困らないし、何より高い強度がお気に入り。簡単だから早朝や夕暮れでも結べるので、非常に重宝だ。それではダンカンループを紹介しよう。

1.金属の金具のU字部分をフライフックのアイに見立てて欲しい。もちろん赤い紐はティペットだ。まず最初にアイにティペットを通しておく。
2.このように自分が結びやすい位置までティペットを伸ばしてもOK。
3.適度な位置までティペットを通したら、先端部分を輪にする。
4.本線となるティペットと、折り返したティペットの両方をまたぎながら先端を輪に通す。
5.これを3回繰り返す。
6.あとは、ティペットの先端を持ちゆっくり引っ張る。このときもツバで湿らせておくと縮れたりせず、キレイに結べる。
7.本線を引くと、結び目がアイの方へと移動する。ここでもティペットをツバで湿らせると、スムーズに移動する。
8.引っ張った結び目はアイにぴったりくっつけず、ほんの少し余裕を持たせるようにする。こうすることで、瞬間的なアワセのときもこの部分がショックアブソーバーのような役割をしてくれるのだ。
完成。分かりづらいが、これが実際のダンカンループ。強度も高く、非常に結びやすい方法だ。

次回は「ショップへ行って買い物をしよう!」をご紹介します。
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フライフィッシングとは、どんな釣り?
フライフィッシング専門用語徹底解説!
ショップへ行って、買い物をしよう!

<関連リンク>
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