いよいよ12月16日公開予定の映画「犬神家の一族」。公開を前にして、主演の石坂浩二が本を出版! 『金田一です。』はファンなら読み逃せない一冊です。
観る前に読む? 観た後に読む?石坂浩二『金田一です。』
読めば映画を細部まで楽しめる |
監督は巨匠・市川崑。最初の映画化は30年前なので、スクリーンでは観ていない読者も多いと思いますが、テレビで放送されたとき、あまりにカッコいい映像に衝撃を受けた方も多いのでは? かくいうガイドも、子どもの頃「悪魔の手毬唄」のワイン漬け死体を観たときに、怖いのに綺麗で、すっかり魅入られてしまいました。
石坂版金田一は、知的なイメージ。30年ぶりのリメイクを記念して出版された『金田一です。』を読むと、ますますその印象は強くなります。役作りのために資料を読み込み、原作にも脚本にも書かれていない部分を想像する。金田一は育ちがいいのではないか、など大胆かつ説得力のある論を展開するところがすごい。金田一にも匹敵する名探偵ぶり。
撮影のウラ話や、市川監督の素顔も垣間見られて、ファンにはうれしい一冊です。
原作との違いも楽しんで!横溝正史『犬神家の一族』
ネットで買うとこの新カバーじゃないかもしれないのでご注意を |
それにしても、スケキヨは相変わらずインパクトがありますね。
<関連情報>
『金田一です。』の発売を記念して、12/18(月)にトークショーがある模様です。詳しくは下記をどうぞ。
・青山ブックセンター:イベント・フェア