カメムシ駆除方法をご紹介!
カメムシを駆除する方法を学ぼう
カメムシの種類と生態
カメムシの生態とは?
カメムシの仲間は世界中では2万種以上、国内で見られるものだけで800種以上いるとも言われ、北海道から沖縄までまんべんなく発生しますが、問題になるのは冬の寒さの厳しい地方(東北~北海道)のようです。主に晩秋、越冬目的で民家に大量にて侵入し、悪臭を発生させるという被害が多いのです。
「マルカメムシ」は体長5mm程度と小さく丸っこい形をしていて、北海道を除く本州で広く見ることができます。「クサギカメムシ」は体長1.5cm~2cm、暗褐色で亀甲のような五角形の体をしており、「アオクサカメムシ」は、これをくすんだ緑色にしたような外見をしています。
カメムシの発生場所は?野菜畑や民家に出現……
自然が仇になることも
10~11月頃になると、越冬目的で集団で民家の日当たりの良い壁などに飛んできます。このとき、洗濯物やカーテンなどに停まられて悪臭液をつけられる被害が起こりやすいのです。外壁に隙間がある場合などは、そこに大挙して押し寄せ悪臭被害を及ぼします。人知れず壁内に入り込んだカメムシが、冬季、暖房をつけて暖まった室内や浴室に現れ出てきたりします。
カメムシ駆除にはハーブやミント、ハッカ油が効果的
カメムシの(住まいにおける)害は「悪臭被害」に尽きますが、この悪臭液にはアルデヒド類が含まれており、食べると辛く、皮膚につくと皮が剥けることもある程度には毒性があるとみて良いでしょう。己の悪臭で死ぬカメムシも確認されています。なるべく無駄に驚かせたりして、悪臭を発しさせないことが大事なのです。カメムシの夏の生息場所から根絶しようとすることはあまり現実的な予防法ではありません。ただし、なるべく住まい内部に入れないような工夫は有効です。
カメムシが多く生息していると見られる、畑や雑草の茂みに面した住まいの窓は秋口から冬にかけては不用意に開けないようにし、窓や雨戸の周囲、カーテン等には、カメムシが嫌うハッカ(ミント)油(エッセンシャルオイル)を垂らした水スプレーを、しっかり匂う程度に、まめに噴霧しておきましょう。(ちなみにミント香はゴキブリも嫌います。
秋冬の洗濯物、布団などは取り込む際に、カメムシが付着していないか十分に注意する必要があります。
カメムシが発生したときの注意点
ここでカメムシを住まい内で発見した場合、決して行ってはいけない殺虫方法を挙げます。- 掃除機で吸い取る→ビックリして発した悪臭が部屋中に充満してしまいます
- 叩いて潰す→潰した周囲、潰すのに使った道具に悪臭が激しく残ります
家の中で見つけた数匹程度のカメムシは、なるべく驚かせないようにそっと取り扱いましょう。ティッシュペーパーを数枚持ち、ふんわり被せて捕獲、しかる後にビニール袋に密封して捨てる方法は被害が少なく、おすすめです。チラシ紙などにそっと載せて、そのままそうっと屋外に逃がしてやってもいいでしょう。苛立たしいことと思いますが、ここはぐっと堪えて紳士に対応する。これが対策としては一番無難です。
多数のカメムシについては、ゴキブリやダニの駆除にも使う「くん煙剤」が有効と言われます。試してみてください。
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