ストリートの出会いは成立せず
芦沢教授/あしざわきょうじゅ/太田プロ所属/おそらく世界で唯一のパラパラ芸人。クラブDJでもある |
太田プロ所属のお笑い芸人でもありクラブDJでもある芦沢教授との対談も今回で3回目を迎えます。今回のテーマは「クリスマスの過ごし方」についてです。聖夜の過ごし方は、出会いを求めるも良し、1人で満喫するでも良し。教授が考えるクリスマスの過ごし方をそれぞれお話いただければと思います。
芦沢:
了解です。
ガイド:
まず、ひとりでの過ごし方から話しましょうか。去年、僕が週刊誌の取材でコメントを出したのは、ホテルのメンズプランで満喫しよう、みたいなノリもの。メンズプランを簡単に説明すると、ホテルの男性限定の宿泊プランで、飯食って、軽いエステを受けて、ゴージャスな部屋に泊まって、みたいな。それはそれでアリだと思うんだけど、どうかな?
芦沢:
うーん、僕は魅力を感じないですね。寂しくないですか?
ガイド:
まあ、確かにそうだね。あとはプチ出家とか。クリスマスにお寺で開催している2泊3日の出家体験ツアーに参加して煩悩を取り払うという。まあ、それくらいだよね、1人となると。どこかのバーで1人で飲むとなると、それはクリスマスでなくてもいいわけだし。
芦沢:
そうですね。やっぱり出会いを求めちゃいますね。
ガイド:
では、クリスマスにストリートで出会うってのはどうなのかな?
芦沢:
クリスマスに男数人でいると、女友達を呼ぶか、ナンパになるわけだけど、クリスマスに外でのナンパは成立しないですね。
ガイド:
だろうね。女のコのプライドが高くなっているからね。ストリートナンパは最終的には精神論になってくるので対象外にしましょう。では、いかに自然に出会うか。その場所がどこか、と。
芦沢:
渋谷だと『109』の横のビルの居酒屋は出会いスポットですね。ここは109のショップ店員の行きつけビルなんです。『東方見聞録』とか『黄金の蔵』なんかがあるビルです。渋谷にもオシャレなダイニングバーはいくつもあります。
でも、この時期はカップルでいっぱいなので女同士では敬遠する、というのがある。だから質がいいコが集中すると。東方見聞録に行ったことがある人なら分かると思うんですけど、テーブル席は客同士の仕切りが少なくて女性のグループと隣同士で座ることもあるし、座敷は誰彼構わずみんなでワイワイする感じだし。
ガイド:
要はオシャレなダイニングバーにありがちな照明が暗くて半個室タイプの店を狙うのではなくて、軽めの居酒屋にありがちな大広間のような作りの店に行けってことね。
芦沢:
そうそう。暗くてもダメだし、もちろん個室は論外。カップルの多い店は避けないと。
ガイド:
サークルの学生がドンチャン騒ぎしてるくらいがちょうどいい。もう誰が誰だか分からないくらい盛り上がっているような店がベストだと。
芦沢:
あとは自分から声をかける勇気があるかないかですね。女のコから声をかけられるケースは皆無に等しいので。
ガイド:
で、そのビルには学生街で出会えないようなモデル級の女性がワンサカいると。まあ、ココじゃないにしろ、地域の『109』に似た商業ビル近くの居酒屋は出会える、という法則は成り立つってワケね。
次のページでは、出会える可能性が高いほかの場所についてトークしています。