「見てるとヤリたくなる」オトナのBAR

ツイスト不足な夜
時には変化球で攻めてみたい

アミューズメント的な店も多いが、ここはオーセンティックなバー感覚でゴルフが楽しめる大人な雰囲気

「見てるとヤリたくなるの」
「初体験だったけど気持ち良かった」

そんな艶っぽい女性たちの噂を聞きつけて、行ってきました『GOLF BAR GLIP』。ダーツBARやスポーツBARの流れを汲むゴキゲンな"爽快感"全開であり、数こそそれらに劣るものの、昨今、ツイスト不足な夜遊びにおいてにわかに盛り上がりつつあるゴルフBARだ。巨大スクリーンでのバーチャル・ゴルフはもちろん、赤坂でありながら旨い酒とメシがリーズナブルに楽しめる。

さて、初体験、店内はオーセンティックなバー・カウンターとテーブル席、それに打ちっ放し練習場のような打席が3つ。打席には巨大スクリーンと、そこにプロジェクターで映し出されるゲーム画面のグリーン。ゲームと言っても男女それぞれドライバーからアイアン、パターまで用意されていて、実際のクラブとボールでゴルフコースをバーチャル体験できるという仕組みだ。

コースを回らなくていいし、ボールを探さなくてもいい

スクリーンとの距離が近いので、誰でもナイスショットに見えるから初心者でも恥ずかしくない。ナイトゴルフ感覚なのが新鮮だ

まず、パソコンのマウスで視点を決定し、ボールをセット。150インチの巨大スクリーンに「O.K」の文字が表れたら、グリーンにショットを打ち込む。 初速と左右高低で飛距離を測るため、実際の飛距離とほぼ同じデータが出るという。

プレステなどの家庭用ゲーム機とは違い、ゲームの旨い下手ではなくゴルフの腕前がプレイを左右するというのも、大人たちを白熱させる要因のようだ。というのも、ドライバーは気持ちいいくらいに真っ直ぐ飛ぶが、バンカーなどは実際のコースと同じようになかなか出なかったりするのである。

したがって、第一打からOBの連続であったら初めての女性なんかは直ぐにグズりそうなものだが、このドライバーは飛ぶが細かい所は意外に難しいというのがこのプレイのポイントで、上級者はパターやバンカーショットなどで一喜一憂し、まだコースに出たことのない人や初めてグリップを握る女性などでも「ゴルフって難しいけど楽しい」という、すっかりアクの抜けた爽快感を植え付けてくれるのである。