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怪獣・巨大生物のパニック映画セレクト10(3ページ目)

ジャンル別のオールタイム・セレクト10シリーズの今回は、B級テイスト炸裂で、子供から団塊世代までが楽しめる、新・旧の巨大生物・怪獣映画の『ゴジラ』や『ジュラシック・パーク』等10選をお届けします。

執筆者:中野 豊

◆大映映画(現:角川映画)の怪獣、魔人の2大快作&埋もれたアメリカの傑作怪物映画です。

『大怪獣ガメラ』

大怪獣ガメラ
『大怪獣ガメラ』
北極海上で原爆を積んだ国籍不明機が米軍機によって撃墜され、氷山に墜落。このため、積んでいた原爆は爆発し氷山に閉じ込められていた伝説の怪獣ガメラが蘇ったのです。その後、世界中でUFOが目撃されるのですが、それは亀の甲羅の手足の穴からジェット噴射で空を舞うガメラの姿だったのです。

東宝の怪獣映画に対抗して大映が放ったヒット・シリーズで本作と、第3弾の『大怪獣空中線 ガメラ対ギャオス』が出色。平成のガメラ・シリーズもリアルな描写でファンの間ではすこぶる評判が良いです。

[作品情報]
・1965年/日本映画/上映時間:79min
・監督:湯浅憲明
・出演:船越英二、姿美千子、霧立はるみ、山下洵一郎、浜村純、左卜全

『大魔神』

大魔神
『大魔神』
穏やかな顔の武神像が、腕で顔を隠したあと怒れる大魔神に姿を変える描写は子供のころとても恐ろしく感じたものでした。

本作は、『巨人ゴーレム』からヒントを得たと言われ、なんと1966年の1年間に続編『大魔神怒る』、『大魔神逆襲』の3本が製作された、時代劇の特撮怪物?モノという異色作です。

[作品情報]
・1966年/日本映画/上映時間:84min
・監督:安田公義
・出演:高田美和、青山良彦、藤巻潤、五味龍太郎、島田竜三

『戦慄!プルトニウム人間』

新型プルトニウム爆弾の放射線を浴びたマニング大佐は、身長18メートルの巨人と化してしまい、国のトップシークレットとして隔離されますが、大佐は脱出!ラスベガスの街で暴れだすのです。

バート・I・ゴードンの「あの時代の」ストリーテラーぶりと、素晴らしいミニチュアワークは、CG全盛の現代からみると、とてもキッチュな作風となった、アメリカでは『キング・コング』と並び称される怪物(巨人)映画です。

[作品情報]
・原題:THE AMAZING COLOSSAL MAN
・1957年/アメリカ映画/上映時間:80min
・監督:バート・I・ゴードン
・出演:グレン・ランガン、キャシー・ダウンズ、ウィリアム・ハドソン
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