二宮先生 |
先生の研究で既に商品化されたモノには、ガラスが外からは割れず中からは割れる防災シートや、全く無害な抗菌・防カビ・防藻にも優れたガラスコーティング液、またジュエリーを新品同様の輝きに再生させるガラスラッピング液などがあります。
二宮先生 思い出の3作品
■『モダン・タイムス』
MODERN TIMES 『モダンタイムス』 |
チャップリン映画はすべて好きですね。う~ん、3本といわれると幼少のころに見た2本のチャップリンになってしまいます。勿論3本ともチャップリンでもいいのですが、それでは芸がないですね(笑)。本作も次の作品もそうですが、子供ながらに面白さと同時に怖さもありましたね。人間はそのうち機械のようになってしまうのか?と……。今思えば、文明批判の映画なのでしょうね。しかし、歯車の間に挟まったチャップリンはやっぱり可笑しかったです。
ガイドの解説:
サイレント映画に固執していたチャップリンがはじめで地声でラストに意味不明の「ティティナの歌」を聞かせます。機械にがんじがらめにされる人間を風刺するという、あの時代に今を見せる凄さ!本作をチャップリン映画のトップとする映画ファンも多い傑作です。
[作品情報]
・1936年/アメリカ映画/上映時間:87min
・監督:チャールズ・チャップリン
・出演:チャールズ・チャップリン、ポーレット・ゴダード
■『チャップリンの独裁者』
THE GREAT DICTATOR 『チャップリンの独裁者』 |
本作も笑いの中の怖さが印象に残ります。独裁者が地球儀風船で遊ぶ場面は地球を手玉にとっているようで恐ろしい……。それから、ムッソリーニらしき男とヒトラーらしきチャップリンが理髪店の上下する椅子に座り上から目線で相手を見下ろそうと、互いに椅子を上げていく場面も爆笑の後に怖さが残りました。
ガイドの解説:
ドイツがポーランドに侵攻し、第二次大戦が勃発したその月に本作の撮影を開始した、あのヒトラーを笑いとばす驚きの一篇です。後年「もし私がホロコーストを知っていたら、恐ろしくて本作を作っていなかったかもしれない」とチャップリンは語ったそうです。日本では戦後に公開されました。ちなみにチャップリンとヒトラーは1889年4月の同月生まれの同い年です。
[作品情報]
・1940年/アメリカ映画/上映時間:126min
・監督:チャールズ・チャップリン
・出演: チャールズ・チャップリン、ジャック・オーキー、ポーレット・ゴダード、チェスター・コンクリン
■『ジャイアンツ』
GIANT 『ジャイアンツ』 |
二宮先生:
ラヴ・ストーリーとしても傑作ですが、なんと言ってもジェームズ・ディーンが演じたジェット・リンクに引き込まれました。一攫千金後でもとても幸せとは思えない姿……。自分もバブル期を経験し、ブランド物を身にまとっていたこともありましたが、本作を思い出すと金持ちの寂しい晩年をみせますね。世の中お金だけじゃないぞ!というメッセージの強い作品だと思います。エリザベス・テイラーはホントに素敵でした(微笑)。
ガイドの解説:
テキサスの大牧場主のもとに、東部の進歩的な女性が嫁いできます。東部と西部の気質の違いから、彼女は当初から苦労を強いられます……。そこに使用人として働きほんの小さな土地を譲りうけた男が石油を掘り当てます。テキサスの雄大な自然を舞台に、ある一家と使用人ジェット・リンクの30年に渡る人生を描いた大河ドラマです。
[作品情報]
・1956年/アメリカ映画/上映時間:201min
・監督:ジョージ・スティーヴンス
・出演:エリザベス・テイラー、ロック・ハドソン、ジェームズ・ディーン、マーセデス・マッケンブリッジ、サル・ミネオ、ロッド・テイラー、キャロル・ベイカー、バーバラ・バリー、デニス・ホッパー