ストーリー
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』の役名、フランクとエイプリル (C)2007 Dreamworks, LLC.All Rights Reserved. |
フランクは元陸軍兵で、いまはニューヨークの事務機会社ノックスの社員。エイプリルはかつては女優志願だった美しい女性です。あるパーティの会場で知り合ったふたりは、人生が素晴らしいものになると信じて結婚しました。しかし、そんな新婚時代の夢も次第に色あせていきます。エイプリルは地元のアマチュア劇団の舞台に立ちますが、芝居は最悪の出来で、その怒りを帰りの車の中で夫にぶつけます。ふたりは激しい口論になり、心の中の不満を言葉にしました。
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』のモーリーン (C)2007 Dreamworks, LLC.All Rights Reserved. |
夜になってフランクが帰宅すると、エイプリルはいつになくドレスアップをして、子供たちと笑顔で出迎えます。家ではフランクの誕生日を祝う準備が整っていたのです。やがて妻は彼に重大な決意を告げます。「みんなでパリで暮らしましょう」と。軍人時代、フランクはパリに駐在したことがあり、街に魅了されました。その思いをかつて妻に語ったことがあり、彼女も、また、パリを夢の街と考えるようになっていたのでした。
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』のキッチンの二人 (C)2007 Dreamworks, LLC.All Rights Reserved. |
翌日、会社に出勤したフランクは、いつになく上機嫌でした。移住する決意を会社で話すと、同僚たちは冷やかすような視線を送ります。パリ行きの波紋は隣人にも広がり、フランクとエイプリルの隣に住むシェップ(デヴィッド・ハーバー)とミリー(キャスリーン・ハーン)のキャンベル夫妻も、その決意に驚くばかり。フランクは自由に暮らし、エイプリルが仕事を見つけて彼を支えるという雲をつかむような計画に隣人夫婦は戸惑いを隠せません。しかし、フランクとエイプリルの気分は高揚、帰宅後 憧れのパリで失われた二人の夢が取り戻せると信じながらキッチンで激しく抱き合うのです。
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』の隣人夫妻 (C)2007 Dreamworks, LLC.All Rights Reserved. |
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』のジョン (C)2007 Dreamworks, LLC.All Rights Reserved. |
いよいよ、家も売りに出され、パリ行きの日が近づいてきました。そんな時、妻が衝撃の告白をします。彼女は3人目の子供を身ごもっていたのでした。それを知って生活のことを考え移住の決意がゆれ始めるフランク。夢の実現に出発を強行したいと考えるエイプリル。この夫婦の決断は思わぬ方向へ舵を取り、その先には氷山がまっているのかもしれません……。
[作品情報]
・2008年/アメリカ=イギリス映画/上映時間:119min
・監督:サム・メンデス
・脚色:ジャスティン・ヘイス
・原作:リチャード・イエーツ「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」(ヴィレッジブックス刊/早川書房刊)
・出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、キャスリン・ハーン、マイケル・シャノン、デヴィッド・ハーバー、キャシー・ベイツ
・オフィシャルサイト
最終ページは、ガイドのレヴューを。