『ソウ3』ダーレン・リン・バウズマン監督が来日
マスコミ向け披露試写会でティーチ・イン
―司会:最後笑うぐらいすごかった。映像表現が前作に増して激しくなっていると思うんですが、こういこうと意識的に? ダーレン:撮影監督・編集など、前作のチームが結集したので「2」でつくりあげたスタイルを「3」でうまく出せたのだと思います。キャラクター重視の映画にするために「感情面を強くすること、そこにどうバイオレンスを入れるか」をリー(・ワネル)と考えました。 ―Q:ジグソウが捕らえた人間の「生」に執着していたのに対して今回は「赦し」だった。ジグソウの心理面の変化を教えて欲しい。 ダーレン:いい質問ですね。がんに侵された「1」、「2」ときています。でもそれだけでは続かない。「2」で後継者さがしが描かれました。ただ、その後継者は自分の示した道から外れていくわけです。何度もチャンスを与えましたが、意に反したことをする。それでもジグソウは後継者の行為を赦してきました。死が目前に迫り、選択に迫られ、テストを課したわけです。病床で大切にしたい、と思ったことが「赦し」だったということです。◆フォーエバー・ジグゾウ◆
ダーレン:今後の作品を見てください。流れを残すのは意図的です。「4」については「4」の監督に任せたいと思います。実は疑問点に対する答えはすべて用意しております。でもここではお話しいたしません。といいますのも映画全体をパズルとしてご覧いただきたいからです。「4」には監督として関わらないかもしれないけれど、見守る意味でも何かしらで関わっていくと思います。もしかしたら「ジグソウが凍結されて宇宙で」って設定かもしれない。「4」だけでなく「5」「6」「7」「8」「9」と続くかも。 Q:(レーティングの)審査が4回、製作中に公開の不安はなかったですか?妥協したくない部分などは? ダーレン:検閲は意識していますが、それを考えすぎるのも良くないと思います。脳外科手術は問題なくて、足を折るシーンがダメだったり。予測がつきません。バイオレンスがどうの、というより、映画全体のトーンが問題だとされました。コメディ映画の監督が面白すぎるって言われるように、ホラー映画の監督として、この3点は欠かせないことですから。ホラー映画の監督として務めをはたしたのに皮肉ですね。 最後に監督からのひとこと。 ダーレン:一言では言い尽くせませんが、あいまいな口調で多重的な意味をもっています。そして最初の10分に答えがつまっています。パズルのような映画なので細部まで注視してください。「ジグソウは最前列がお好き」を忘れないで下さい。 ◆<ソウ>情報をチェックするなら◆ 【関連リンク】http://www.lionsgate.com/ |
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