衝撃映像満載スリラー『ソウ/SAW』

衝撃映像満載ホラー『ソウ』老朽化した真っ暗なバスルーム。対角線上にいて、足に鎖をつけられた二人の男。そして二人の真ん中には、脳みそが飛び出し、ぐちゃぐちゃになった男性の死体が横たわっている。二人とも、なぜ自分がここにいるのか?が分からないでいる。お互い初対面…ともかく自己紹介をする男たち。一人は、Dr.ローレンス・ゴードン(ケアリー・エルウェズ)。そしてアダム(リー・ワネル)。


ジグソウは最前列がお好き?

この状況においてジグソウという謎の男が難問をしかけてくるのだ。その指令とは…6時間以内に相手を殺さなければならないこと。さもなければ両方死んでしまうのだ。バスルームには穴があいており、二人の男を記録しているビデオカメラと、二人を最前列で見物している何ものかがそこに…。そうジグソウの目が常にあるのだ。

ジグソウから逃れた女性の驚くべき証言

衝撃映像満載ホラー『ソウ』
「エンディングは、これしか考えられない」と脚本兼主演を務めたリー・ワネル。

一方、不自然な状況で監禁されていた女性が保護された。ある場所に監禁され、気がつくとヘッドギアをはめられていた。所定の時間内にはずさないと頭蓋骨を砕く!と知らされる。女性は助かりたいがために、教えられた通りのことを実行する。しかし、それは…。第一被害者は自殺癖の男、第二被害者は放火魔の男。

衝撃の展開は、これ以上語るのはやめておきます。ただし残忍な殺害シーンを見せ付けるための作品ではなく、生きていることがどんなに素晴らしいかということを表現しようという意図が裏にあるようす。血液・シュパっと切れる肉体等のショックに弱い方は、覚悟してどうぞ。

『ソウ』で認められた若きクリエイター、ジェームズ・ワンとリー・ワネル

衝撃映像満載ホラー『ソウ』
ディヴィッド・リンチ監督を敬愛しているというジェームズ・ワンは監督に徹した。
絶叫が、熱狂に変わったサンダンス映画祭2004、カンヌ映画祭といった映画祭に出品。即、買付けの申し込みが殺到したというのがこの『ソウ』。次回作も既に決定しおりメジャースタジオ・ユニヴァサール社による『Shhh(原題)』だとか。その評判を確かめにマスコミ向けの披露試写に出かけた。鑑賞後に、なんちゅー事を思いつくんだ?と思ったところで監督・主演のお二人が登場。「うわっ!若い!」が第一印象。

映画を撮りたい!でも僕らにはとにかく資金が自由にならない(というより、無い)、じゃあどうする?と考えたところで出来上がったのが、この『ソウ』。製作会社を探すために8分間のパイロットDVDを制作し脚本の売込みをはじめた。構想から撮影までに2年、撮影期間は18日間だそう。製作費は秘密らしい。アメリカでは、その衝撃映像に関して…オリジナル版が公開不可になった話題作。そして日米同時公開作でもある。

いや~あのまま、帰宅することにならずに話を聞けたことが、ワンクッションになってよかった~、とホッとしたことを覚えています。招待状には、1ピース欠けたジグソーパズル。試写の受付時に残りの1ピースがもらえるという凝った演出。それにプレス(マスコミ用のパンフレット)がまた、人形ごっこならぬ、『ソウ』ごっこができるような組み立てるとバスルームになって、なおかつコマとして登場小物がついている。まるで雑誌の付録のよう。

原題:『SAW』 日本語版字幕翻訳者:松浦美奈■スタッフ監督:ジェームズ・ワン 原案:ジェームズ・ワン、リー・ワネル 音楽:チャーリー・クロウザー ■キャストリー・ワネル『マトリックスリローデッド』、ケアリー・エルウェズ『ブロンドと柩の謎』、ダニー・グローヴァー『プレイス・イン・ザ・ハート』、モニカ・ポッター『スパイダー』[2004年/アメリカ/1時間43分]配給:アスミック・エース 


ディヴィッド・リンチ監督の名前がでたところで…。
[2004/11/15]『エレファント・マン』作品生誕25周年記念のニュープリント上映(C) 2004 ZAZIE FILMS Inc. All Rights Reserved.ディヴィッド・リンチ監督の出世作の『エレファント・マン』(配給:ザジフィルムズ)作品生誕25周年記念のニュープリント上映が決まった。11月20日(土)~銀座テアトルシネマ・池袋テアトルダイヤにてレイトショー。また関連して「ディヴィッド・リンチ監督ナイト」、アップリンクでは「『素顔のエレファント・マン』緊急追加上映 ! !」を企画。エレファント・マン=象人間と呼ばれた青年、ジョン・メリックの美しくも哀しい物語。史実をもとに入念なリサーチを経て、モノクロで制作され独自の美的センスと演出により1980年のアカデミー賞では8部門ノミネートされている。今でこそ名の知れているディヴィッド・リンチ監督の名は、日本公開時は無名だったから『エレファント・マン』の頭部を被った怪しげな姿を前面におしだして宣伝されていた。南は久しぶりに見て、昔に見て分かっていなかった事にも気づき涙しました。公式サイト
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