『僕の彼女を紹介します』―どんなに強がってみせても…弱い面もあります
『猟奇的な彼女』が良い例ではないでしょうか? その姉妹作品ともいえる『僕の彼女を紹介します』(略称「僕カノ」)は、正義感がめっぽう強く、でも涙もろいヒロインと、一見頼りなさげながら、イザという時は、しっかりと女性を守ろうとする彼氏との愛を描いた物語。このヒロイン、ヨ・ギョンジン(チョン・ジヒョン)をみてもらえば、フォト・スタンドの中の写真で微笑む学生時代のヨ・ギョンジンと、婦警で犯人逮捕のために素足で街を疾走する彼女が一致しないでしょう。猟奇な彼女との交際には、彼氏のコ・ミョンウ(チャン・ヒョク)の行動を参考に。たとえ手料理がまずくても文句を言わずおいしそうに食べ…こっそり○○する。ピンチの時はソッコーで駆けつける。自分の得意なことで相手が喜ぶ事をする(ex.絵が得意なら似顔絵を描く)などなど。とはいっても「これ食べましょ」と誘っておいて「払って」や、「遅刻?」「ほんの1時間」なんてところは…おいおいって感じですけど。『10日間で男を上手にフル方法』は一流雑誌の編集員、アンディ(ケイト・ハドソン)の、『ノッティング・ヒル』は大女優アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)の強気な姿の裏にある弱い面をご覧いただき、それを崩すテクニックは、ベン(マシュー・マコノヒー)とウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)を参考に。
『僕の彼女を紹介します』監督:クァク・ジェヨン原題『WINDSTRUCK』字幕:根本理恵[2004年/韓国/123分]配給:ワーナー・ブラザース2004年12月11日(土)~ 丸の内プラゼール他にて全国ロードショー |
『ノッティング・ヒル』 |
そうえいば某姉妹の姉が(殿方が私の願いを)「何でもきいてあげる」というのは、そもそもの姿勢が違うと…。まず「あげる」というのは相手を見下した言い方、「させていただく」でないとってね…。ほぉ~なるほど。 |
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