テクノポップ/アーティストインタヴュー

奈良発root thumm初登場!(3ページ目)

渾身の2作目『Yamatopia』を7月28日にリリースするroot thummの3人にバンド生い立ちから、フランスでの初ライヴ、そして最新作に至る、とっても濃いインタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

1st『coton』について


ガイド:
2曲目の「NEU!」、まるでジャーマンロックのバンド名のようなタイトルですが・・・この曲、(いい意味で)流れるような曲の展開がツボで、New Orderとかの泣きの入る間奏部分とか、エレクトロポップが好きな人(僕もその一人)には、琴線に触れます。この曲はライヴでもよくやりますよね?

sujin:
「NEU!」はlioの犬から来てるので、本当はマイクメーカーのNEUMANNからです!でもドイツに行くと新しい!!って感じになってるのでNEU!にしました。もちろんドイツのバンド「NEU!」も好きなので、あんなカッコイイハンマービートもしたいのですが、難しいです。ライヴでよくやるのはイントロが印象的なので1曲目にしやすいですね。あと、New Orderは、もちろん聴きまくってますよ。

ガイド:
5曲目の「MAGIC LOVE」はエレクトロでありつつもせつな系。ここまで全て英語詞ですが、サウンドに英単語が乗るみたいな感じで、部分部分、数字が入ったり、面白いです。あえて言えば、正しい英語にこだわるのではなく、語感としての英語を追求するところが面白いと。やはり、作曲後に作詞されたのでしょうか?

lio:
そうです!!!メロディーを作るとき、ふにゃふにゃ言って作っていてその後そのニュアンスを残しつつ英単語をのっけていきました!! でもみんなで出来るだけハッピーな単語にしよう!みたいな会話はあるよね。

ガイド:
「hama」、とってもメロディーが綺麗な曲ですね。日本語詞となっていますが、特にこだわって日本語にされたのでしょうか?

sujin:
あれは滋賀県高島市今津町の歌です。僕(sujin)が生まれ育った町琵琶湖のほとりを描いてます。昔は水がきれいだったのですが、、、もう一度奇麗になったら実家に帰ってもええかなぁって思いを込めた曲です。それが届いたのかFM滋賀の番組エンディングになりました。

しまーる。:
sujinとは付き合いは長いですが、こんな奇麗な歌詞が書けるんだ〜って、思いました(笑)。

sujin:
実際ある地名ですし、一度行ってみて下さい。

ガイド:
ラストは、S-KLAPPことタナカトモナオさん(先日、共通の友人の結婚式で偶然に隣の席でした)による「MAGIC LOVE REMIX」(こちらもエレクトロディスコ仕様でかっこいい)。S-KLAPPは、以前All Aboutテクノポップでもインタヴューさせていただいたので、嬉しかったです。このリミックスはどのようなご縁で?

sujin:
LD&Kに行ったときにS-KLAPPのCDをもらって、すげー音の分離がいいな、ポップだなぁと思ってたら、いつの間にか会ってましたね、そして頼んでましたね、そしてリミックスは田中さんから「やろかぁ」って!そしてあの完璧な感じ、めっちゃリスペクトしてます。ハッピーになるところが好きですね。
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