テクノポップ/アーティストインタヴュー

奈良発root thumm初登場!(6ページ目)

渾身の2作目『Yamatopia』を7月28日にリリースするroot thummの3人にバンド生い立ちから、フランスでの初ライヴ、そして最新作に至る、とっても濃いインタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

和風でせつない


ガイド:
お世辞抜きで、ステ曲なしという感じで、どれについて聞いていいか迷ってしまいます。メンバーそれぞれの雑食性が上手くでているかなぁ~と。特に、7曲目の「皐-satsuki-」はツボです。和風であり、切なくもあり、でも前半から飛ばして、全然保守的な音づくりをしていないんですよね。

sujin:
奈良の家の近くにある松尾寺の話です。夏に寺の前のベンチで寝ながら歌詞など作りました。728年からある寺なので、大昔にもここで恋があったのだろうなぁなんて思ってると、いろんなものがおりてきました。最後の鐘は松尾寺の厄よけの鐘です。みんなの為に厄よけ祈願です。

ガイド:
ファースト収録曲も2曲リミックス版が収録されていますが、新しい魅力がうまく引き出されていますね! サイケアウツG の大橋アキラさんにより「Beautiful Field」は、フィジェットハウス的というか大胆なリミックスになっていますね。これは何らかの要望を出されたのですか?

sujin:
何も出してないです。最初に出会ったときにPAをしてもらったのですがキックの音が格好良すぎて! なんかあの腕相撲の時の手を握ったときに負けたって思うような感覚です、あのキックの音は。なので、お任せしてもかっこいいってのはわかってました。

JAPAN EXPO’10


ガイド:
7月3日にはフランスで開催されたJAPAN EXPO'10にも出演されましたが、海外でライヴをやってみて、どうでしたか? 特に反応があった曲とかは?

lio:
初海外ライヴが日本でまだやった事のない8千人入る規模の会場で、それはそれはめちゃくちゃ気持ちよかったし、日本飛び越えてライヴしてる事がなんか現実やけど現実でないような感じもしたなぁ〜なにより、フランスのお客さんがすごくノリノリで盛り上がってくれてよかった☆ちゃんと届けた!って思った!!

しまーる。:
人生初の海外が、JAPAN EXPO'10だったんです!ライヴはたくさんのお客さんに見て頂いて、めちゃ盛り上がりました! MCはlioが頑張ってフランス語でしゃべって、こちらも盛り上がりましたよ!
     
特に反応がよかった曲は「harukami」だったと思います。意外にも。また海外でライヴできる機会があれば、演奏しに行きたいですね!

ガイド:
より多くの人に聴いてほしい作品です。また、root thummは生バンドとしても凄く楽しめるバンドだと思います。今後のライヴ予定などありましたら、こちらです。

root thumm(公式ページ)
テクノポップ定点観測”- root thumm
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