テクノポップ/YMO関連

YMOの遺伝子~第9 回(初音ミク編)(5ページ目)

YMOのカヴァー特集をしているつもりが、Hatsune Miku Orchestraの事を書いている内に初音ミク特集になってしまった番外編。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

HMOとかの中の人。(PAw Lab.)


なんかややこしい名前ですね。もともとはHMO(初音・ミク・オーケストラ)というもの自体が名義だったようですが、現在は「YMOの楽曲をVOCALOIDを使用してカヴァー・アレンジした動画の総称」という事らしい。

YMOのジャケをパロったものを数多いですが、ジャケは、YMOのファースト・アルバム『Yellow Magic Orchestra』と初音ミクが合体したアートワークを使用。内容としては、オリジナルの日本盤の方が、僕個人としては好きなのですが、ジャケはこちらのネタもののアメリカ版の方が、インパクトありますね。

YMOの遺伝子~第1回

初音ミクを駆使したYMOカヴァーというのは、確かにありそうな企画です。ですから、かえって難しい。しかしながら、『Hatsune Miku Orchestra』(2009年)を聴く限り、そのハードルは越えたと感じました。所謂、売るための企画というより、作者自身がたぶんYMOの事が好きでやっている感覚が伝わります。初音ミクを使いこなすという意味でYMOの曲って、難しいと思いますが、「ロータス・ラヴ」なんか上手く仕上げたなぁ~と感心。

Hatsune Miku Orchestra
01. プロパガンダ
02. 東風
03. 以心電信
04. ビハインド・ザ・マスク
05. 中国女
06. 音楽
07. 希望の河
08. キュー
09. 手掛かり(KEY)
10. 過激な淑女
11. ロータス・ラヴ
12. 君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス-
13. ナイス・エイジ
14. テクノポリス
15. ライディーン


::Third-Ear::RELEASES|HMOとかの中の人。(PAw Lab.)|Hatsune Miku Orchestra

また、前頁でエイプリルズの『Miku-ro Adventure!』を紹介しましたが、初音ミク担当としてHMOとかの中の人が2曲参加しています。

YMOが活動していた30年前というと凄く昔のような気がしますが、初音ミクという比較的新しいものとの親和性がいいのは、やはりYMOの先見性と普遍性によるものじゃないかと思います。
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