テクノポップ/アーティストインタヴュー

DENPA!!! -電刃見本市‐(8ページ目)

1月27日、DENPA!!!の教科書的アルバム『DENPA!!!‐電刃見本市‐』がリリース! リリース記念として、DENPA!!!副総帥・王子にDENPA!!!とは何なのか?語っていただきました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

DENPA!!!の音楽的ルーツ


ガイド:
今回のコンピを聴いてみて、DENPA!!!の方々がどのような音楽的ルーツを持っているのかとても興味が沸きました。アニソンなども重要な要素だと思いますが、80年中盤から90年代にかけてのハイエナジー、最近のエレクトロなどの影響を感じます。そして、あくまでも今の日本的な解釈がされているのではないかと。そのあたり、どうでしょうか?

DENPA!!!:
皆それぞれバラバラなので、ひとつの理想の音、というものは存在しないのですが、矢張り今回のリミックスでみられた、ブレイクコア、チップチューン、ハードコアテクノあたりが共通認識としてはありますね。只、総帥の点と線は昔はヒップホップを主に聴いていましたし、スタッフの一人はかなりコアなロックファン。私なんかは酷くて、ブラックメタルやポルノ/ゴアグラインド、フュンネラル・ドゥームといった、クラブミュージックとはかけ離れたものばかり聴いてきました。しかし、そういったバラバラなルーツを持ちながらも干渉し合えた柔軟さこそが、現代日本的であり、DENPA!!!のルーツなのかな、と思います。

次は?


ガイド:
今回のアルバム・リリース以外にも、今後の活動予定などありましたら、ぜひ教えてください。

DENPA!!!:
現在進行しているものとしては、総帥・点と線と、スタッフのトシくんが立ち上げたお店『Amen』や、今回CDジャケットのデザインをしてくれたスタッフの金田くんとアパレル・ブランド『galaxxxy』とのコラボ商品など、ファッション周りの活動があります。

私は、本職がWEBの人間ですので、年明けくらいにWEB周りでひとつ、大きな仕掛けを見せられるよう、目下準備中です。もし、機会があればこういった教科書的なCDと共に、ヘッドフォンを投げ捨てたくなるようなトガったCDも作ってみたいですね。両方が混在して、「これがDENPA!!!の音だ!」と唾吐き散らしながら言えたら、とても理想です。

ガイド:
どうもありがとうございました!
最後にライヴ告知です。

「電刃見本市場-サヲリ、再来電-」
日程:3月6日(土)
会場:タワーレコード渋谷店 B1 STAGE-ONE
時間:OPEN/START 19:30
料金:無料(1d別途) 
出演:Saori@destiny/DENPA!!!メンバー
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