テクノポップ/アーティストインタヴュー

pinca la trio~犯罪のショコラ(6ページ目)

榎本みょうがさん、ソーヤさん、ジュンさんからなる、おフレンチなテクノポップ三人組、pinca la trio(「女のみち」の方じゃないよ)にデビュー・アルバムのリリースを記念して、インタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

pinca-panicの偽フランス語


ガイド:
「pinca-panic」の空耳の方が、日本語歌詞になったようなフランス語曲と考えてもいいのでしょうか? これはフランス語としても意味を成すのでしょうか?

全員:
ならないと思います(笑)。

ジュン:
なんとなく耳心地がよければ、良いのです!

ソーヤ:
歌詞が送られて来たときは、一体どうなるやらと思いました・・・仮歌を入れたサンプル版を聴いてもらったときに、UTSUMix先生から「もっと吐息を交えて!」ってご指示を頂きましたw

犯罪のショコラ


ガイド:
タイトル曲でもある「犯罪のショコラ」ですが、他の曲にもその傾向が見られるのですが、「憎めない愛すべき悪い娘」といのがテーマにあるような。打算もあるんだけど、ちゃんと努力しているし、それも含めて可愛いみたいな。

みょうが:
そうですね。この曲はシンプルなメロディーですが、けっこう計算しています(笑)。というか、書いたというより「降りて来た」ってかんじなんですが。この曲が書けてから、曲作りが楽しくなってきました。ともかく、ぴんからのコンセプトは「ガールズテクノ」なので、ガールにしか表現し得ないガーリーな世界を!というのが僕の狙いなんです。

竹久夢二や、中原淳一、蕗谷虹児のような、女性美を描く芸術家に強く憧れてるものですから、自分はそういうアイドル的な女性を全身プロデュース、みたいなことをやってみたかったんです。ま、細かい能書きはジュンちゃんのパワーで破壊されてしまいますが(笑)。だけど、ジュンちゃんが表現するものは、お笑いもあるけど、とてもレトロな女性美だったりします。今のガールたちは、僕的にはちょっとアレなかんじなので、絵空事かも知れませんがたおやかで可愛くて、でもちょっと小悪魔で、みたいな女性を表現したいです。ジュンちゃんはそれをいつも見事に出してくれる人なんです。

ジュン:
あのー、社長?褒めてるのか、けなしてるのかよくわかりませんよ(笑)。
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