テクノポップ/アーティストインタヴュー

いまさらイスラエル~弥生三月(2ページ目)

突然の再発、その後怒涛のリリースを続けた“いまさらイスラエル”。いまさらですが、最新作『弥生の水とオレンジの夜明け』を中心にリーダーの三島さんにインタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

不思議な言葉の解説

ガイド:
今回も不思議な言葉が並んでいますよね。「ダンガル・ユニオン」「ラ・バラナシ」「イルメとかささぎ」「ガンガーに流さるる夜」、、、不思議なままで想像力を広げるのが意図なのかもしれませんが、少し解説願いませんか?

三島:
多少なりとも解説すれば・・・
「ダンガル・ユニオン」は「危機的状況に陥った組合」。
「ラ・バラナシ」は「ベナレスいやベレナスで食べる梨」。
「イルメとかささぎ」は「甘茶蔦ソウル」。
「ガンガーに流さるる夜」はえりちんが当時旅行中のインドから確か弥生三月に送ってくれたメールの一部、「ガンジス川に夜を流して、もっと・・・を・・・したかったけど、・・・で、・・・してしまった。」から取りました。「・・・」の部分は」今はもう覚えていないですが、秀逸な開放感と遠いインドを感じました。ガンジス川に流れるぼんぼりが見える感じで印象的なメールでした。

説明しても何もわからないと思います。種明かしのしようはないですね。言葉それ自体で、例えば脳下垂体を直射しようとしているのです。などというのは物々しいですが、トリスタン・ツァラお読みになったことありますか?『近似的人間』です。驚くべき達成ですね。それを越えて展開しようとしているつもりなのです。
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