おさらいイスラエル

先ずはおさらいをしましょう。80年代に札幌ニューウェイヴ・シーンで活動していたのがいまさらイスラエル。第1回のインタヴューでは、北大出身の吉野太郎君(別称よしの番長)に当時の回顧録も含めて、初CD化となった『タピエス・ビューティフル』(2001年)についていまさらイスラエルのリーダーの三島健一さんと対談をしてもらいました。

その後、いまさらイスラエルは、今までの沈黙を破り、怒涛のリリース計画を発表。アルバム『ミニドラの行進』(2004年)、シングル『Tres Sympathetique E.P.』(2004年)、アルバム『Jose in Paris, Jose in the desert』(2005年)をこれまでにリリースしてきました。

いまさらですが、これまでのいまさらイスラエルの歩みは↓をお読み下さい。

いまさらイスラエル~第4版

聴いてみるなら・・・
MySpace-いまさらイスラエル

では、最新作について、三島健一さんに伺いましょう。

原点回帰?

ガイド:
第5回となる今回のインタヴューは、2008年8月にリリースされたアルバム『弥生の水とオレンジの夜明け』についてですが、いまさらイスラエルには、ヨゼ班と弥生班というのがあって、タイトルからも弥生班によるものですよね。前回の弥生班のアルバム『Jose・・・』では、フレンチボッサ、ハウス、インダストリアルへ接近するという意外な展開であったわけですが、今回の弥生班は、耽美派ニューウェイヴの文脈を感じます。原点回帰的いまさらイスラエル版なのでしょうか?

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
弥生の水とオレンジの夜明け
01. ソワソワ・ガール 
02. サロン・サロン! 
03. ダンガル・ユニオン 
04. ラ・バラナシ 
05. イルメとかささぎ
06. ナイル商会
07. おかしなおじさんの傘 
08. 悪さの発見 
09. ガンガーに流さるる夜 
10. カブール


三島:
流石はよくおわかりですね。ご理解頂き嬉しいです。自分でも結構、本来的ないまさらイスラエルの感じだなと思います。弥生ちゃんの秀逸なボーカル、その存在によるところが大きいですね。

ガイド:
録音自体は2004年にされていたのに、かなりしたためていましたね。

三島:
スムースにリリースしたかったのですが、残念ながら録音に不備がありました。編集しているうちに、永久運動的な迷路に入り込んでしまい、そこから脱して、やっと完成したという感じです。

ガイド:
ジャケ写は、梅?桜? これはどこで撮られたものなのでしょう?

これは藻岩山で撮影した桜です!弥生三月のイメージです。

サロンちゃんとえりちん

ガイド:
札幌市内の山ですね。梅と桜の見分けがついていない・・・(笑)。すいません。

前回、サロンちゃんとえりちんを合わせて「エリサロ」という話がありましたが、二曲目の「サロン・サロン!」というのは、何か関係あるんでしょうか? 今回のアルバムでの、僕のお気に入りでもあります。

三島:
お気に入り頂きありがとうございます。自分でもよく出来た曲だと思います。サロンちゃんもえりちんも、もう違う人生を歩んでいます。存在それ自体のシャープさ、違う世界へのメディアとして突き抜けた感性、そんなサロンちゃんとえりちんのおかげで出来た曲です。移動中の車の中で、サロンちゃんがえりちんにかけた携帯電話での会話を台詞にしています。喋っているのもサロンちゃんです。