Perfume登場
先生:では、肝心のPerfume。往年の勢いはないものの、今年の紅白の視聴率はは、2部で42.1%でまずまずだったらしいですね。2部のオープニングを飾ったPerfumeはどうだったでしょう。
博士:
いきなりオープニングから専門用語で言うところの“北京五輪開会式方式”できました。
先生:
今日はよく専門用語が出てきますね!? でも、ソロパートは生声入っていましたよね。でも、「ポリリズム」の全パートを生声で歌うのはブレスを考えても不可能でしょう。
博士:
(回想を始める)
Perfumeの握手会で2007年に私が伝えたのが、「紅白に出てくださいね!」と言うメッセージでした。「頑張ってくださいね!」と言う他の人のメッセージには笑顔で答えていた彼女達も少し苦笑い、横に居た先生も「博士、また、やっちまったなぁ~」 って感じで呆れ顔だったのが思い出されます。
それが今、現実に。 「よーやった!」
私の呟きを聞いた両親も「この子も(私のこと)喜んでるよ・・」と至ってご満悦。 家族を上げて応援しています。
研究生:
ただし、Perfumeのステージは見るべき物は無かった気が…。“出場したことが大切”。それ以外にコメントしようがないですね。見どころは、むしろ他のアーティストにあった気がします。
先生:
Perfumeとしては、一つの目標を達成したわけですから、素直に「よく、やったね」なんですどね・・・ 日本国民にポリループを見せたというのは歴史的意義があるとは思いますが、Perfumeの紅白でのパフォーマンスには、衣装以外それほど目新しいものは無かったですね。年末にかなりPerfumeをTVで見たせいもあるでしょう。紅白スペシャル・ヴァージョンはなく、ポリループ入りのショートエディット版は他のTVでも見たと思います。
まぁ、これはPerfumeに限った事ではなく、他の歌手も似たり寄ったりなんですけどね。「ポニョ」と美川憲一は例外ですけど(笑)。やはり、紅白というのは選ばれる事に意義があって、ここで初めてPerfumeを見る老若男女が増えるという効果の方ですね・・・
助手:
正直、紅白よりもその後のCDTVのほうがよかった・・・
先生:
CDTV自体は盛りだくさんで楽しめたんですけど、メドレーというのは僕それほど好きじゃないんですよね。マッシュアップにしたら、面白いと思いますけど。
博士:
なんか武道館あたりから流れるPerfumeのフィナーレ感が、私としてはちょっと悲しいんですよ。ここでフィナーレなんて嫌だよーん。Perfumeのブレイン陣に言いたい。売れたからって、もうリスキーな冒険はやめて売れた路線で搾り取るんじゃなくて、もっとリスクを犯して欲しい!
先生:
あっ、Perfumeはいつのまにか、近未来型から新世紀テクノポップ・ユニットになっていましたね。新世紀ではエヴァンゲリオンじゃない??
2008年に考えられうる王道的目標を全て達成したPerfumeには、今年、僕たちの予測を超えるサプライズを期待したいですね。
では、最後のページでは、新加入の研究生の論文を掲載します。