テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~Dream Fighterは応援歌?(8ページ目)

Perfumeの『Dream Fighter』、capsuleの『MORE! MORE! MORE!』、鈴木亜美の『Supreme Show』と11月は、中田ヤスタカPのリリースラッシュ。おなじみの博士と助手を向かえて、一気に3枚レヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

6位まで上昇

先生:
SPEEDの新曲『あしたの空』は、TVドラマ「OLにっぽん」の主題歌ですね。現在、プロデューサーとしても一躍注目の中田Pですが、僕はTK、つんく♂などと比較されますが、所謂J-POPの職業プロデューサーの中と比べるととても異質なものを中田Pに感じますね。何て言ったらいいのかなぁ・・・違うカルチャーにいる人。

MORE! MORE! MORE!
MORE! MORE! MORE!(初回)限定盤
capsuleのアルバム『MORE! MORE! MORE!』もオリコン週間6位まで入るところまで来ましたね。この手のアルバムとしては大健闘でしょう。ヴィレッジ・ヴァンガードやタワレコは、かなりのPUSHぶり。

博士:
今までのアルバムは、「Sugarless GiRL」などの例外は除いて、さして印象的な曲が無かったのに、今回の成長は芳しすぎます。 今回、もはや歌モノ、インストをあえて構えて区別する必要が全く無いといってよいほどの一体感とグルーブ感がありますね。従来のエレクトロとかいうジャンルではもう無いです。

助手:
正直言って、冒頭で先生が言ったPerfume、capsule、鈴木亜美の3枚の中では群を抜いて今回はcapsuleのアルバムが素晴らしい仕上がりになっていますよね。さすが自分のユニットにはいい曲持ってきたな、っていう。いや、逆にいろんなアーティストに楽曲を提供する環境が出来たからこそ、capsuleとしての作品のあり方を考え直せたのかもしれませんね。中田ヤスタカの作家としての充実が、きれいにアルバムという作品に着地してますよね。ひょっとすると今回のアルバムは過去最高傑作なんじゃないかと思います。

先生:
ひょっとする必要もなく、ベストでしょう。PV製作もされと12インチも切られている「JUMPER」はヤバいですね。中田PのDJで、廻していた時から、この曲はなんなんだぁと思っていたので、今回のアルバムは期待していたんです。常にBETTER THAN BEFOREな出来です。

博士:
日本のエレクトロ~ハウス系は、どこか生真面目な印象があるのだが、capsuleだけはまるで海外アーティストのサウンド。この1曲なら、ダフトパンクを超えた感じがさえもする。
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