テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!(7ページ目)

Perfumeの武道館ワンマンライヴ「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」、2008年11月6日&7日に興奮と熱気の中、終了! けろっぐ博士とオカチメンコ助手を迎えて、そのカタルシスと今後の課題について熱く対談。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ライヴの収支は?

先生:
すでに来年5月9日(土)、5月10日(日)に武道館よりも少しキャパのある代々木第一体育館でのライヴが発表されていますが、代々木2DAYSだけというのはもったいないです。GAME TOURとまでも行かなくても、主要都市を回ってほしいですね。今のPerfumeなら、十分埋められると思うんですけどね。あと、アジアへも進出してほしい。そうすれば、海外旅行する口実ができます。

博士:
いやぁ今アジアは鬼門でしょう・・・。調子乗って香港にスタジオとか企画会社とか作っちゃダメですよ!

先生:
スポンサーも複数つけて、資金的な力をつけて、ライヴへの投資というのが僕のシナリオなんですけど・・・

助手:
1円でも多く資金が回るようにと、大量のグッズを購入しました。毎度のごとく微妙な色のTシャツとか。ほんとグッズにはもう少し力を入れたほうがいいですよPerfumeは。毎回自分を試されている気分です。「お前、こんな微妙なグッズを全部買う愛がちゃんとあるか?」って。もう修行みたいな気分で買ってますもんね、グッズ。

博士:
しかし、グッズだけで相当売ってたように思うんですけどね・・・ガチャポンの全国展開で小銭を稼ぐとか。冗談はさておき、資金面だけでなく“コンセプト”面でも今後洗練されていかなくてはならないでしょうね。アイドルかアーティストかという選択肢をあいまいにしながら今まで独特の世界観を構築してきた彼女達ですが、資金が投入されるとなるといつもでも曖昧なコンセプトではもう収まりきれなくなって来るのは必定です。

一般的なファン層も厚くなり、ヴィジュアル的にも乙女路線な可愛い物に変わりつつある現状、我々の様に「テクノアーティスト」としての期待が必ずしも正解ともいえなくなってきました。

今回の武道館も「きわめて満足できた」との感想も多く「アイドル」と言う切り口からすれば余計な演出よりズバリ、しっかり彼女達を見たいという要望も強くなってくるでしょう。ライヴのスタイルは今後の彼女達の方向性をも示唆する重要なファクターだと思いますよ。
  • 前のページへ
  • 1
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます