やっぱりカップリング
先生:Destination Nowhere |
助手:
COZZiさんは「ミラクルガール」で一世を風靡した永井真理子さんの旦那さんですね。クレジットを見るとエリカ様の曲のコーラスに永井真理子の名前があります。まさかこんなところで永井真理子の歌声が聴けるとは思ってもいませんでした。『YAWARA!』世代のボクには嬉しいサプライズです。ちなみにCOZZiさんはYUIの楽曲などを手がけてますね。YUIではnortha+さんの「CHE.R.RY」が大好きなのですが、COZZiさんの「TOKYO」も負けず劣らず名曲です。
先生:
で、またカップリングの「ESCAPE」でエリカハウス健在ぶりを誇示しますね。こちらは新鋭の黒沢修平という人。DAISHI DANCEとかもいるSTUDIO APARTMENTが主宰するApt.からPAX JAPONICA GROOVEとしてデビューしていますね。 STUDIO APARTMENTで鈴木亜美とも繋がりますね。
助手:
この「ESCAPE」の衝撃はすごかった!どこかしらDerrick Mayの「Strings Of Life」を思わせるイントロからして、もう完全にノックアウトです。最高すぎます。リリース直後にCDを買って、それからというものDJをするときは必ずこの曲をプレイしてますからね。
こっちのFREEがいい!
先生:ここで終わりかと思いきや、デビュー・シングルの「FREE」が、エレクトロMIXになって「FREE -overrocket101007 mix-」として収録されていますね。そう、あのエレクトロポップのoverrocketの渡部高士さんが、「FREE」を理想とも思える料理をしています。
助手:
エリカ様の声って、いい意味でクセがないんですよね。ひっかからずにスーっと入ってくる。だから歌い上げるんじゃなくて、ハウス系の曲のウワモノとして歌が乗っかってるくらいほうが声質として相性がいいと思うんです。ツェッペリンが好きなのはわかりますが、やっぱりエリカ様にはもっとハウスに力を入れてほしいですね。
先生:
エリカハウスのレベルの高さは正直、意外でした。Perfumeのブレイクは中田ヤスタカの起用がなければ、在りえなかったと考えますが、どのようなクリエイターを起用するかが今後、決め手になっていくと思われます。そして、我々、アイドル楽曲品質向上委員会(*2)としては、発注仕事を超えるレベルのこだわりをもって楽曲が提供できるかを問いたいです。
*2 現在の委員会メンバー:先生、博士、助手