今回は助手が乱入、三人でロックとは何か語ります。
どうして掲載しないのか?
先生:前回の対談では、Perfumeに対して肯定的な書き方をしたメディアを中心に対談しましたが、今回はひねくれた二人に相応しいPerfumeに対して否定的なメディアについて語り合いましょう。
博士:
否定的という以前に「掲載されない」というサイドからの見方もあります。
先生:
ほとんどイチャモンとしか思えませんが、流石、博士!その発想は斬新です。 こんな対談、成り立つのか心配ですが、やってみましょう。
SPA!
博士:SPA!11月13日号 |
先生:
かなり怒っていますね!
広島アクターズスクール出身のPerfumeの妹分とされる“まなみのりさ”まで紹介しているあたり、かなり確信犯な感じがしますね。
SPA!1月22日号 |
博士:
欄外にわざわざよそよそしく注釈を付けるあたり、SPA!はとことんPerfumeは知らん存ぜぬで行きたい見たいですね。
中田氏自身、一応capsuleの優位性を語りながら文末ではアイドルを引き合いに我々が指摘した異ジャンル融合による化学反応をちゃんと理解してる。彼の実績とプライドから当然、アイドルを意識しない方が・・・と来るかと思いしや、アイドル前提で作る方が面白いと言ってのけましたね。 しかも、その前の文で安易なインディーズへの逃避も批判したり、あえてハードルを高くしてくる点に彼の並々ならない自信を感じます。単に頑固な俺流の天才だけではないですね。
先生:
一つなるほどと思ったのが、中田氏が「小学校に入る頃には・・・・・・・流れているのがもしこの人でなくて自分の曲だったらどう聴こえるだろうなって考えながら、もう曲作ってましたね。」という発言。これは、その仕事が天職となる人の発言です。
それから「失敗ばかりしていたんで」という発言も興味深いですね。たぶん、初期capsuleでの試行錯誤を指しているのだと思うのですが、その辺の経験が27歳でここまでのプロデューサーとしての力量に繋がっているんでしょうね。
まんたんブロード
博士:まんたんブロード |
先生:
ちょっと話はそれますが、中田ヤスタカは売れっ子プロデューサーとして小室哲哉の継承者的な論調を見かける事がありますが、あれは違和感ありありですね。これだけで一つ対談できそうです。
個人的には別冊宝島J-POP批評で中田ヤスタカ特集をやって欲しいですね。