Perfume系
博士:エレクトロ・ワールド |
むしろテクノといいながら「コンピューターシティー」ではシックなアンサンブル。「エレクトロ・ワールド」以降三人三様の個性を重視したドレス風の衣装が確立します。それらは決して極端に未来を意識した奇抜な舞台衣装ではなく、彼女らの個性にマッチしたモードとしても完成度の高い仕上がりです。
先生:
「エレクトロワールド」の衣装は、先生も評価します。乙女宇宙服みたいな実際存在していないファッションですね。ファーをあしらった三人三様のアイテムの使い方とか。かしゆかはあのPVが一番、いい撮られ方していますね。
博士:
要するに●●風~という段階を超え、すでにPerfume・・という音楽そのものを構築し始めたといえます。Perfumeのサウンドとファッションは、すでに奇抜さを前面に出したアキバ系でもオシャレを意識した渋谷系でもなく、何かの“ステレオタイプ”を脱却し~Perfume系~という段階に入っています。
先生:
Perfumeの三人が広島出身で、地道で、自虐的という粋にある謙虚さを持っている事とも関係していると思います。目立とうと言う意識が強すぎるゆえに台無しにしてしまう人たちが多い中、Perfumeには謙虚の美学を感じますね。ファッションに話がそれそうなんで、楽曲分析をしましょう。