歌詞分析

博士:
歌詞的に言うと例えば“雲を超えて~”的な表現が好きですね。「コンピューターシティー」~「Sugarless GiRL」でもそういった表現が見られます。 歌詞という点では先生はどうお考えですか?。

先生:
Perfumeの歌詞は一つの世界観を確立していますね。作詞者が木の子から中田ヤスタカに移行しているにも拘らず、エクイティーは変わっていませんね。多少、表現の毒は減った感がありますが・・・

付け加えるすれば・・・
「チョコレイトディスコ」にも出てくる「計算する」というのは、Perfumeの歌詞としては重要でしょう。あれを本当に計算高そうな女の子が歌うと台無しなんですが、可愛く計算しながらも、ちょっと間違ったりしそうなキャラがありますからね、あの娘たちには。
最近の「Seventh Heaven」でやっとこの法則は崩れましたが、直接的なラヴソングを避けてきたのも面白いですね。中田ヤスタカ自身は、capsuleのファースト・アルバム『ハイカラ・ガール』なんかでは結構ラヴソングをやっているのですが、あえて封印みたいな。「Seventh Heaven」も感情表現としては悲哀感で、テクノポップ的には正しいんですよね。

博士:
「Seventh Heaven」も一見純情なラブソングに帰還したかに見えますが、結構“毒”を感じますね。
ご指摘の様に非常に悲哀的で、なおかつ思わせぶり~意外とシリアスなテーマ性を感じます。結構感動できる作品といえます。一見軽い恋愛モノのようで、何かもっと深く、シリアスなテーマを持っているかのようにも思える“深さ”さえ感じる作品です。
ニコニコ動画ではPerfumeの曲をエヴァンゲリオン等の結構シリアスな雰囲気の映像でもMAD作品が見られますが感動的な仕上がりです。アイドルユニットやピコピコのテクノ歌謡系で“感動”の域まで昇華させた楽曲は近年稀有ですね。

先生:
ニコニコ動画と言えば、Perfumeの起爆剤にもなっていますが、「Seventh Heaven」のオケに「ポリリズム」を乗せたマッシュアップは感動的でさえありましたね。逆のパターンは駄目みたいですが。

博士:
最後に中田節のもう一つの特徴として非常に“乙女チック”なメロディーラインが有るといえます。実は上記の特徴を元に中田サウンド風作品を先日制作してみたのですが、どうも無機的な感じに仕上げってしまいました。楽曲的には要素を押さえているつもりながらイマイチ、“泣き”の要素が再現できないのです。 それは中田氏の持つメロディーセンスの他ならないでしょう。 その点での研究はこれからの私の課題でも有ります。

追伸
スタイリストの用意した衣装が気に入らず、冒頭では失礼な態度があったことを謹んでお詫び申し上げます・・・。

先生:
次は、Perfumeライヴ分析でもしましょう。

Perfume対談~アイドルの法則

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