アネリ・ドレッカー~ロイクソップから松井常松まで
ロイクソップの成功の影に才能あるヴォーカリストの起用があります。特に、ファースト『Melody A.M.』に於ける、KOCのアーランド・オイエ(Erland Oye)の起用は最高の組合せでした。ただバンドメンバーではないから、最高すぎて、困ってしまう。同郷(トムロソ)の元ベル・カント(Bel Canto)のアネリ・ドレッカー(Anneli Drecker)のヴォーカルをフィーチャーした「Sparks」も印象的でした。アネリはロイクソップの他にもa-haの「Turn The Lights Down」でモートンとデュエットをし、a-haのPaul Waaktaar-Savoyのソロ・プロジェクト、Savoyの「Fearlist」にも参加しています。
もっと身近な所では、元ボウイのベーシスト、松井常松(松井恒松)のアルバム『よろこびのうた』(このアルバムについて別の観点からラジオスターの悲劇~日本大会にて取り上げました)にヴォーカルで参加しています。
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Tundra |
オーケストラとエレクトロニカをベースにアネリの圧倒的な歌唱が堪能できます。やはり、このアルバムでのハイライトは、ロイクソップのトルビョム・ブルンドフラントがプロデュースとプログラミングでお手伝いした「Sexy Love」です。もう一つ、Royksopp Remixというのがあって、こちらは如何にもロイクソップ・サウンドになっていますが、アルバム収録分もシンプルで素敵です。タイトル曲の「Tundra」は、ベル・カントの中近東風サウンドも感じられるお家芸。アルバムのライナーに収録のレコーディング風景には、ちゃんとトルビョムが写っています。
Frolic |
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