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カヴァー曲特集~Part 5 ラジオスターの悲劇~日本大会(3ページ目)

名曲のバロメーターの一つに、カヴァーの多さがあります。バグルズの「ラジオスターの悲劇」は、世界中で今もカヴァーが増殖する名曲です。そして、元ネタにも使われちゃいます。先ずは、日本人アーティストから。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

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もう一つのYMO、Yes, mama OK?のミニアルバム『tea party』(1996年)にも収録。他にも、別のアルバムとかで矢野顕子の「春咲小紅」や小坂明子の「あなた」のカヴァーをやっていて、毒をもってして原曲を換骨奪胎しているんですが、こちらのカヴァーはわりとストレートにやっています。

カヴァー・ネタで2回目の登場のakiとT2yaハイパー・ダンス・ビート・ユニット(ナンじゃ、そりゃ?)、gmlの4曲入りミニアルバム『Video Killed The Radio Star~gml meets union jack 』(1996年)では、「virtual trance mix」なる結構、先駆け的トランス系カヴァーをやっています。

LOVE★DELUXEというヤスハラ・ヒョウエ(安原兵衛) とシンボリ・サオリの二人組による『シー・イズ・ア・ポストマン / ラジオスター・ノ・ヒゲキ』(2000年)の両A面シングル。テクノポップ好き(予想)がJ-POP風にヴォコーダーを駆使して洋楽カヴァーをやってみましたという感じですが、個人的にはアレンジも予想外に隠し味的に過激で評価したい・・・Tommy february6よりも早かった。モトフスキーの日本語歌詞も解釈が忠実でよい。七尾旅人、川本真琴、YUAMU、overrocketの渡部高士とかとも繋がっているみたい。安原兵衛・名義で2003年にアルバム『青春のアウトライン』をリリース。

こんな事でもなければ、買わなかっただろうBOØWY関連。松井常松は、元BOØWYのベーシスト。彼の『Bye Bye Extremer』にロックンロール版が収録。 布袋寅泰なんかは、彼の書いた『布袋寅泰のRadio Pleasure Box』(1992年)を読んでいると、ニューウェイヴ好きが伝わりますけど。

他にも、以下の日本人アーティストが「ラジオスターの悲劇」をカヴァーしています。多分、これで全部(だと思うけど、抜けていたら教えてください)。

HAL from Apollo '69・・・アルバム『Badlands』(2001年)

Worm World・・・ユーロビート系オムニバス『EURO3』(2001年)

Be The Voice・・・オムニバス『NATURAL BEAUTY BASIC presents "blend"』(2002年)

日本人カヴァーはネタ切れしたので、次は恐怖の元ネタ集。
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