テクノポップ/テクノポップ関連情報

2005年度テクノなBEST 5(2ページ目)

今年のレヴューは今年のうちに! 2005年の傾向を振り返りながら、新人、再発、ライヴ、歌姫などテクノな視点から最強の5枚のアルバムを選びました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

BESTライヴ・アルバム

Minimum-Maximum
ライヴ・アルバムを客観的に評価するのは難しい。やはり、自分が見て、よかったなと思ったライヴを再現するようなライヴ盤というものにどうしても思い入れが強まる。例えば、2004年ならPhoenixの『Phoenix LIVE! Thirty Days Ago』は、自分が見たこともあり、よく聴きました。2005年のベストとして選んだのが、大御所、Kraftwerkの『Minimum-Maximum』です。幸運にもKraftwerkのライヴは最近3回ほど見たと言う影響がある事は認めます。しかしながら、Kraftwerkのこのライヴ盤はそれ以上の内容があります。決して乱発しないKraftwerkであるが故、ライヴでの最新の定番曲がとても聴きたいという欲求から来る物です。

もう一つ・・・このライヴ盤、Astralwerkからのアメリカ盤が一番“買い”です。EU盤、ドイツ盤、日本盤全て、コピーコントロールで値段も高い。DVDとしての『Minimum-Maximum』も発売されていきますので、お忘れなく。

BESTニューバンド・アルバム

Give Me More!
この2・3年、Franz Ferdinand、Kasabian、Scissor Sisters、Killers等大ブレイクしたニューバンドは多いです。2005年に限って言えば、ニューウェイヴ・リヴァイヴァルの流れでかなりの数のニューカマーが輩出されていますが、団子レースって気もします。XTCの遺伝子を感じるMaximo Parkの『A Certain Trigger』なんかもかなりお勧めなんですが、All About テクノポップ的には、日本人のMomokoさんもいる多国籍エレクトログラム・バンド、FUTONの『Give Me More!』を選ばせていただきます。正確には2003年にアルバム・デビューしているのですが、日本での初お目見えは2005年なので、ニューバンドとします。詳しくは、「バンコクからFUTON!」をご覧ください。レイザー・ラモンHGがあれだけ売れる時代なんですから、もっと売れて欲しいですね、FUTONには!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます