2005年度テクノなBEST 5

2005年度のラストとなる記事です。以前ほどの量ではありませんが、2005年度は約250枚のレコードを購入しました（贈呈していただいた物も含めます）。まだ、大晦日まで日はありますから、もう少し増えるかもしれません。その中から、2005年にリリースされたレコード（再発も含む）に絞って、テクノな視点（テクノポップやテクノ歌謡も含む）からベスト5を選んでみます。

BESTリイシュー・アルバム

正直申しまして、2005年は新作以上に再発系が大豊作で、嬉しい悲鳴でした。もしかしたら、新作以上にお金をつぎ込んだかもしれません。その第一の功労者はSonyであります。Walkmanに関しては批判的意見も述べましたが、一連のYMO関連、Alfa音源の再発に関してはSonyの姿勢は評価に値します。元はEpic Sonyからリリースされながら、長らく廃盤となっていたスーザンの音源をまとめた『Complete Susan』（記事「ガーリーテクノ姫～スーザン」をお読みください）や90年代のテクノ歌謡アイドルとして評価の高い宍戸留美のシングル中心のベスト・アルバム『宍戸留美～アイドル・ミラクルバイブルシリーズ』などは特にお勧めです。よりマイナーになると、BRIDGE-INC.からのリイシュー企画「Adventures in 80's Modern Collection」からリリースされたショコラータや矢口博康なども押さえておきたいです。

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Heartache Avenue: The Very Best of the Maisonettes

迷った末にベストとして選んだのが、The Maisonettesの『Heartache Avenue: The Very Best of the Maisonettes』。これは私が選ばなかったら、誰も選ばない、誰も知らないからだろうという使命感からです。The BugglesやNew Musikといったモダーンなテクノポップが好きな人には絶対にお勧め。Mari Wilson、Tracy Ullmanにも通じる、良い意味でのバブルガム、60'sやフィル・スペクター的味付けもぐっと来ます。もっと分かりやすく言えば、フィル・コリンズの「恋はあせらず」とか好きなら迷わずGO！