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2005年度テクノなBEST 5(3ページ目)

今年のレヴューは今年のうちに! 2005年の傾向を振り返りながら、新人、再発、ライヴ、歌姫などテクノな視点から最強の5枚のアルバムを選びました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

BEST歌姫アルバム

Anniemal
歌姫好きの私としては、やはり決めておきたい。貫禄ではマドンナになってしまうのですが、それでは「80年代歌姫(洋楽編)ランキングBEST 5」に続くW受賞になるのでやめます。カイリー・ミノーグの復活も待ちつつ、お勧めするのが、アニー(Annie)ちゃんの『Anniemal』です。本国、ノルウェーを初めとした欧州では2004年にデビューなので贔屓疑惑はありますが、日本盤は2005年のリリースなので文句あるかと居直ります。同郷のRoyksoppやMYLO、Richard Xなども絡んでいて、新人としては異例のサポート陣です。エレクトロを基調にしながらも、メロウな「Heartbeat」、キッチュな「Chewing Gum」とヴォーカリストとしての魅力にも溢れています。DJアニーとしてもMIX CD『DJ-Kicks』をリリースし、侮れない小悪魔的選曲をしております。

BESTエレクトロ・アルバム

最後は2005年最強のエレクトロ・アルバムを選びます。New Orderの『Waiting For The Sirens' Call』やDaft Punkの『Human After All~原点回帰』なども好きなのですが、正直(franky speaking)彼らの歴代ベスト・アルバムとは言い難い。シーンの傾向としては、エレクトロクラッシュなどもピークを過ぎた感があり、クラブ系とロック系と境界線は曖昧に、ロックなエレクトロ、エレクトロなロックというのが一つの機軸になっていたと思います。

Destroy Rock & Roll
時代の流れを象徴する意味でもBESTに選んだのがBREASTFED RECORDINGS(母乳育ち!!)というレーベルからリリースされたMYLOの『Destroy Rock & Roll(ロックンロールを破壊せよ)』です。こちらも本国リリースは2004年(日本盤は2005年なのでOKとします)ですが、未だにロングセラー、ヘヴィーローテーション中であります。「Royksoppに対するスコットランドからの回答」というキャッチがデビュー当時使われていましたが、Roksoppを超えてしまった感があります。ロック、エレクトロ、インテリジェンス、ユーモアの全てが詰まった作品だと思います。リミキサー、DJとしても超売れっ子なMYLOの2枚組MIX CD『Drop The DJ Mix』も一緒に聴きましょう!
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