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アーティスト・インタヴュー~Part 32 親日ドイツ人~Steril/Latex(2ページ目)

野本かりあのヴォーカルをフィーチャーした日本語エレクトロ・ソング「Grey」やZombie Nationのサポートでも知られる、International DeeJay Gigoloの親日ドイツ人、Steril(及びLatex)に対面インタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

SterilとSue-Mとの関係

――もう一つ、「While You Are Art」*3では、Sue-Mさん*4をフィーチャーしてやっていますね。彼女とはどのような縁で?

彼女とは最初、友達の友達でバーベキュー・パーティで会って、それから、彼女が歌っているパーティに招待されんだ。その時、僕はアンビエントな曲を作っていて、歌ってくれる人と探していたら、彼女が日本のシンガーをカヴァーした曲を聴かせてくれた。

*3 EP『A Day At The Race』(2003年)とアルバム『International DeeJay ジゴロ CD7』(2003年)に収録。



*4 DJヘルも魅了されたテクノ期待の絶対音感を持つ歌姫。

――それは、誰のカヴァーだったのですか?

椎名林檎。

――それは、意外。かりあさんはポップシンガーですが、Sue-Mさんはちょっと違いますよね。

うん。聞いた話だけど、彼女はオペラとかの声楽関係の教育をうけているよだけど、いろいろな音楽を聴くようです。

――素晴らしい声の持ち主だと感じましたが、かなり違うバックグラウンドからの人ですよね。しかし、異色の融合として幻想的で壮大なトラックに仕上がっていますね。

面白い事に、彼女のヴォイストラックと僕のトラックがとても相性がよく、苦労せず一つに仕上げられたんだ。

――SterilはDJヘルのジゴロからリリースされていますが、DJヘルとはどのように知り合ったのですか?

彼もミュンヘンからなんだけど、90年代に古い工場を使った非合法パーティで僕たちがDJキャリアを始めたんだ。で、集団のようなものが出来て、Zombie Nationとかもいたんだ。許可を貰っていなかったから、裁判沙汰になった事もあるよ。
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