「Don't Be Light」がいっぱい入ったリミックス・アルバム『Everybody Hertz』(2002年)や、いまいち意図不明なアレッサンドロ・バリッコ(Alessandro Baricco)との共作『City Reading (Tre Storie Western)』(2003年)のリリースを経て、2003年1月にリリースされた最新作『Talkie Walkie』では、前作からの反省か『Moon Safari』路線への回帰現象が見られます。全体的にストリングス・アレンジが美しく、ちょっとわびさびがあって、エールらしいのですが、2曲目の「Cherry Blossom Girl」の出来が他を圧倒している。こりゃ、もう、21世紀の10ccの「I'm Not In Love」。ラストは、『Lost In Translation』にも収録の「Alone In Kyoto」。