テクノポップ/テクノポップ関連情報

レーベル研究~Part 1 DJ HELLのジゴロ~第1回(3ページ目)

エレクトロクラッシュに代表される現在のエレクトロ・リヴァイヴァル運動の先駆者であるDJ HELLが創設したInternational DeeJay Gigolosの輝かしい歴史を辿ります。(5月6日に改訂)

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

gig 32は、Dopplereffektの『Gesamtkunstwerk』(1999年)です。ジャケは黒いソビエトと表現すべき構成主義的なもの。クラフトワークをルーツしたエレクトロ・ファンクの発展系。

Dopplereffektは、デトロイト出身の覆面ユニットなんですが、Warpからクラフトワークなアルバム『Electroworld』(1995年)をリリースしたElecktroidsのメンバーらしいです。次回、紹介するJapanese TelecomやArpanetも彼らの変名ユニットのようです。まるで、MuteのI Start Counting(Fortran 5及びKomputer)みたいですね。

gig 35は、David Carretaの『Le Catalogue Electronique』(1999年)です。タイトルからも推測できるようにフランス人のようで、もろエレクトロ・ディスコです。6曲目の『Le Cauchemar』ではChicks On Speedをフィーチャリング。

gig 40の『International Deejay Gigolos CD FOUR』(2000年)では、2枚組に増量されました。お気づきの方も多いと思いますが、このオムニバスのシリーズはすべて10の倍数なんです。

Disk 1:
01. Terence Fixmer: Electric Vision
02. Hell: Passionate (Dj Traxx Remix)
03. Sylivie Marx: Wonderful
04. Station Rose: Dave
05. Milch: Es glbt kein gergeltes Leben
06. Atwill: Erotic Pain
07. David Carretta feat. Electric Indogo: Automat
08. Dopplereffekt: Pornoactress
09. Dopplereffekt: Pornoviewer
10. Elbee Bad: I know you want some more
11. Valium: Waterworld
12. Valium: Deepfrozen Technology

Disk 2:
01. Plastique de Reve: ?Syntax Error
02. Trike: Country 3000
03. The Trinity: Insanity
04. Tampopo: Add Boiling Water
05. Miss Kittin And The Hacker: Walk on by
06. Filippo Naughty Moscatello: California
07. Zombie Nation: Cars
08. Foremost Poets: Pressin on
09. Gabe Cantanzaro: Come back home
10. Johnzon presents Veinmelter: Hypnotized
11. Bostich: Polaris
12. Tuxedomoon: No Tears (Overdub)


gig 42は、ベルギー出身のDJ Valium(Filip Vandendriessche)の『Art Of Misdirection』(2000年)。

第2回も予定しておりますんで、ヨロシク。

【関連リンク】
『エレクトロクラッシュ・ギャルズ』
『マドンナとノートン皇帝』
『エレクトロクラッシュとは?』
エレクトロクラッシュ系リンク集
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