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まず、分かりやすいところから行きましょう。マドンナの久しぶりのシングル『Die Another Day』(2002年)です。2003年の春に公開予定の007シリーズ「Die Another Day」の主題歌です。前回のアルバム『Music』に引き続き、元Taxi GirlのMirwais Ahamadzaiがプロデュースを手がけるエレクトロディスコな曲です。映画を見ていないので分かりませんが、007の主題歌としては意外な感じがします。この6曲入りシングルは、45分を超える充実の内容です。

2曲目の「Dirty Vegas Main Mix」は、『Days Go By』がアメリカの三菱自動車のCMで使用され、アルバム『Dirty Vegas』(2002年)がビルボード・チャートで初登場7位となったDirty Vegasによるリミックスです。Dirty Vegasは、Hydrogen Rockersを本体とするイギリスのユニットです。ダフト・パンク的焦らされ感をもつエレクトロ・リヴァイヴァル的テクノです。

3曲目の「Thee RetroLectro Mix」は、エレクトロクラッシュ界のエレクトロDJ番長と勝手に呼んでいるFelix Da Housecatによるリミックスです。シカゴのハウスDJとしてスタートしたFelix Da Housecatは、人気リミキサーとして、カイリー・ミノーグ、ペット・ショップ・ボーイズ、ニュー・オーダー(『Here To Stay』)、本家ジョルジオ・モロダーなどの作品にもクレジットされています。彼の顔が映っているアルバム『Excursions』(2002年)は、彼のアルバムというより、彼自身が絡んだ作品を含んだ彼の選曲集です。

ちなみに収録アーティストは:Ladytron / We In Music / Daniel Diamond / Tok Tok Vs Soffy O / Northern Lite(「WIRE02」にも参加) / Dot Allison / Bolz Bolz / Felix Da Housecat / Kiki (『Gas 106』では、ブロンディーの『Heart Of Glass』をサンプリング)/ User 010 / Tim Taylor Vs Thor 54 / Jeff Mills / Miss Kittin & The Hacker / Aphrohead / Zoot Woman / Archigramです。ちなみにAphorheadは彼の変名プロジェクトで、他にもSharkimax、Wonderboy、Thee Maddkatt Courtship、2 Black Ninja's(K-Alexiと)、Elektrikboyという名前での活動があります。全体的にエレクトロ・リヴァイヴァル色が強い選曲です。



Emperor NortonからリリースされたFelix Da Housecatのファンキーかつエレクトロ温故知新的アルバム『Kittenz And Thee Gritz』(2001年)です。City Rockersからリリースされたジャケ違い載せておきます。Miss KittinやMelistarがゲスト・ヴォーカルとして参加しています。Emperor Nortonことノートン皇帝は、アメリカ合衆国の初代皇帝です。と言っても、1859年に彼は自分で「皇帝宣言」をしただけなんですけど。しかしながら、彼の発した勅令には、先見の明もあったようです。

こちらは別名義Aphroheadでのアルバム『Thee Underground Made Me Do It』(2002年)。『Kittenz & Thee Glitz』は、エレクトロクラッシュ色がつよかったですが、こちらはどちらかと言えば、本来のスタイルであろうハウス~エレクトロ。ダフト・パンクとかイメージしてもらっていいでしょう。

このEmperor Nortonは、アメリカの重要レーベルと位置付けられます。日本のバッファロー・ドーター、Fantastic Plastic Machine、そしてSeñor Coconutも所属しているレーベルですから、別にエレクトロクラッシュ系オンリーじゃないのですが、Miss Kittin関連ライセンスも含めてエレクトロクラッシュに強いレーベルです。どちらにしても、レーベルとしては趣味がいい。なお、Felixは、Human Leagueと新しいプロジェクトをやる予定らしいです。