テクノポップ/80年代のテクノポップ

帰ってきた80's~Part 3 80年代ヒット曲リメイク大会#1(3ページ目)

コーリー・ハート、シカゴ、KOOL & THE GANG、ユーリズミックス、ヒューマン・リーグ、ソフト・セルなどの80年代を再生するリメイクをオリジナルとともに解説!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ツーリストというエレクトロ・モダンポップ・バンドにいたアニー・レノックスとデイヴ・スチュワートが二人で結成したユーリズミックスのセカンド・アルバム『Sweet Dreams』(1983年)です。ツーリストは、ベイ・シティー・ローラーズもカヴァーしたダスティー・スプリングフィールドの『I Only Want to Be with You』をカヴァーしていました(実は、ベイ・シティー・ローラーズのオリジナルだと勘違いしていた)。タイトル曲でもある『Sweet Dreams』でブレイクした。

ドイツのDJ、Alex Butcherのトランス・カヴァー『Sweet Dreams』(2002年)です。

ユーリズミックスのアルバム『Be Yourself Tonight』(1985年)に収録された『There Must Be An Angel』のハーモニカを吹いているのは、スティーヴィー・ワンダーです。アニーのソウルフルなヴォーカルが冴えています。しかしながら、10年ぶりに再結成したアルバム『Peace』(1999年)では昔の化学反応は起きなかった。

ドイツの5人組セクシー系お姐さんグループ、No Angelsによるカヴァー・シングル『There Must Be An Angel』(2001年)です。他にも、The Leningrad Cowboys、Sampled、Utah Saintsなどもカヴァーしている人気曲。

ソウル・テイストのある井手麻理子がカヴァーした『There Must Be An Angel』(1999年)は、ドラマ「危険な関係」で使われ、小ヒットしました。

珍しいところでは、ヴァイオリン奏者の川井郁子が雅楽界の貴公子、東儀秀樹とクラシック・カヴァーしたシングル『There Must Be An Angel』(2001年)です。リプトンのCMにも使われました。他にも日本のアーティストでは、TinaやFantastic Plastic Machineもカヴァーしています。
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