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アーティスト・インタヴュー~Part 13 僕たち、サイボーグ’80s(6ページ目)

『SWITCHED ON CYBORG』に続き、セカンド・アルバム『Rock'n Roll for Man-Machine~機械人間の逆襲』をリリースしたZunba小林さんに追加インタヴュー。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

セカンド・アルバム『ROCK'N ROLL for MAN-MACHINE~機械人間の逆襲~』のリリース(2004年5月2日)を記念して、追加インタヴューをしました。

トラック・リスト
01. プロローグ
02. トーキョータワー
03. ちきゅうがあぶない
04. セクスィ
05. ロックンロール
06. シンガーソング
07. モルゲンI~II
08. インタールード
09. 楽園
10. きみのにおい
11. マイハート
12. トキオよ永遠に


――ファースト・アルバム『SWITCHED ON CYBORG』では、「ポップであること」を強調されてましたが、このアルバムはやはりタイトル通り、「ロックであること」なんでしょうか? 収録曲の「ロックンロール」は、ちょっと確信犯のような気がしますが・・・

「ロックンロール」は狙いました。ロックじゃないじゃん、て言って欲しい。つか、言ってくれ。で、ロックオンリーの人が「ロックです」と今更言うのもナンだし、テクノの人間が今更「テクノです」というのもナニかな。と、思ったりもしたので。で、考えてみればテクノといえどもロックの延長線上にあるんだな、と今更ながらに気が付いたわけです。ロックにしても、エレキギターやPAという電気仕掛けの楽器や機材を使うことによって「ロック」になったわけですし、テクノだけが電気仕掛けの音楽じゃないよな、テクノもロックなんだよな、と。ロックの発展形のヒトツに過ぎないな、と。ま、あと、テクノのくせにロックロックと言うのも言っている方の気分としては楽しいな。なんて思いましてね。半分マジメで半分シャレです。

――1曲目の「プロローグ」や他の曲でも多く使われているヴォーコーダー・ヴォイス部分は、クラフトワークへのオマージュ(笑)。クラフトワークといのが、やはり頭をよぎっていたんでしょうか?

プロローグに使っているのは、ヴォーコーダーではなく、ロボットボイスですね。WINで使える「say it」ってソフトがあって、それで喋ってます。今回はファースト・アルバムほどヴォーコーダーは使ってないですね。で、ヴォーコーダーにしろ、ロボットボイスにしろ、やはり好きですね。クラフトワークに関してはオマージュというより、ただたんにミーハーな気分でクラフトワークみたいなことがやりたいだけです。今回ミニマル調の曲が多いのも、クラフトワークみたいなことをやりたいからです。

――2曲目の「トーキョー・タワー」に始まり、内向的なんだけれど、骨太ファンキーなサウンドに仕上がっていますね。何か、内向的にさせる出来事があったのでしょうか?

作り始める前に立てたコンセプトに「ダサくてカッコイイものを作ろう」というのがありまして、それを目指したのですが、自分のボーカルを入れてみたら、なんだかYMOの『テクノデリック』ぽくなってしまいました。内向的になったのも、宅録という環境で自分の声を使って曲作りをしている内にどんどん内に隠ってきた、とうのがあるかもしれません。あと、必要最小限の音で作り上げたかったので、その辺りの追求の仕方が内向的になったのかもしれません。

でも別にシリアスな気分だったわけでもなくて、反対にかなり楽しい気分で作っていたんですけどね。むしろファンキーなサウンドを作ろうとしていましたから。で、ファンキーなのは、僕自身ファンクが好きなのと、メンバーのoilくんの影響がありますね。「ロック」というコンセプトにしても彼の影響が大きいです。

――最後に、2004年の活動予定について教えてください。海外デビューするんですよね。

ライブをやりたいですねぇ。先日久しぶりにライブをやったのですが、かなり楽しかったですね。サイボーグ'80sのライブはCDアルバムとは全く別のコンセプトでやってますので、よりロックでファンキーで、イロモノに近い、とうかノリはイロモノ・・・・・・ホント楽しいですよ!ブッキング担当の方、気楽に声をかけてくださいまし。

海外は・・・・・予定は未定ですぅ・・・・・・

◆さらに詳しくは、CYBORG'80s 2004年度 新譜のご案内
◆ご購入は、Sweep Records

【関連リンク】
CYBORG'80s"SWITCHED ON CYBORG"製作日記
直撃!FUTURETRON参加メンバー#2
COMPACT OMY
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