この奄美系も含めて、沖縄ポップ、琉球ポップ、ウチナーポップ、チャンプルー・サウンドなどを総括してオキナワンポップとしたいと思います。ちなみにウチナーとは沖縄、チャンプルーとは、いろいろな素材を混ぜ合わせた沖縄の油炒め料理の事です。
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オキナワンポップ、特に元祖チャンプルー・サウンドと言えば、喜納昌吉でしょう。ベスト盤もいくつか出ていますが、ここでは一番充実した2枚組の『ザ・ニュー・ベスト・オブ・喜納昌吉&チャンプルース』を紹介します。石野卓球が『stereo nights』でサンプリングした『花』から『ハイサイおじさん』、そして『ミミチリ坊主』など、計21曲を収録。
この『ミミチリ坊主』は、イギリス人の俳優、1980年頃日本で旅行をしていたDavid Claridgeという人によって企画されたジャパニーズ・テクノポップ系オムニバス・アルバム『Tokyo Mobile Music』(1982年)に、高橋幸宏、矢野顕子、Salon Music、ヒカシュー、LIZARD(このイギリス人の話は、モモヨさんから聞いたものです)、Earthlingに混じって、何故か収録されています。彼の耳には、これはテクノポップだったのでしょう。確かに、違和感はありません。初期WALKMANのジャケが、懐かしいです。
オムニバス・アルバム『琉球的哀華』は、2002年5月にリリースされたんですが、オキナワンポップに興味を持った人におススメの内容です。『島唄』のTHE BOOMに始まり、ネーネーズ、りんけんバンド、上々颱風、細野晴臣、矢野顕子、伍代夏子、加藤登紀子、山本潤子(元ハイ・ファイ・セット)、そして何故か松坂慶子などいい所をおさえています。