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サード・シングル『BLOOMIN’!』は、フレンチ・ユーロがコンセプトとか。アメフト、サッカーに続く、スポーツ・シリーズの最後は、テニスで締めくくる。パステル・カラー溢れる、媚を売るユーロ調でガンガン攻めてくれます。トミフェブのサウンド・ブレインのようである、謎の似非フレンチ日本人、MALIBU CONVERTIBLEって、完全にユーロビートのDNAが宿っているみたいです。2曲目の『Bloomin’! [ONGAKU MIX]』はバファロー・ドーターの大野由美子による原曲を換骨奪胎したエレクトロニカ的ポストロックとなっています。
01. T.O.M.M.Y
02. EVERYDAY AT THE BUS STOP
03. トミーフェブラッテ、マカロン。
04. Bloomin’!
05. HEY BAD BOY
06. KISS ONE MORE TIME
07. WHERE ARE YOU?“MY HERO”
08. WALK AWAY FROM YOU MY BABE
09. 恋は眠らない
10. Can’t take my eyes off of you
11. I’LL BE YOUR ANGEL
12. ★CANDY POP IN LOVE★
そして、トミフェブの誕生日に発売されたDVD付き(初回限定盤のみ)アルバム『Tommy february6』では、シングル未収録の6曲を含めた全12曲(初回限定盤は発売1週間で早くもマニア価格となっている模様)。
Boy Town Gangがカヴァーして一世を風靡した『君の瞳に恋してる(Can’t take my eyes off of you)』もカヴァーしています。原曲はフォー・シーズンズのフランキー・ヴァリによるものですが、「よくカヴァーされる曲」のトップ10にも入るようなスタンダードです。Boy Town Gangのヴァージョンは、ユーロビートのはしりのような曲で、「Boys Town Sound」とも呼ばれていました。Pet Shop Boysや椎名林檎もカヴァーしており、最近では流行のトランス・ヴァージョンでリサイクルされています。メジャー系アーティストとして、長らくダサいイメージで封印されていた80年代中期のエレポップ~ユーロビートを見事に再現したトミフェブの偉大なる功績は評価できます。シュールな「やる気の無さ」に対する意思表示なのか、このアルバムでトミフェブは休止する模様です。それも泡沫的かつ刹那的でいい。
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