保険料負担は少ないに越したことはない
■更新し続けていった場合
医療保険は定期と終身どっちがいい?に、1.終身払い(保障期間…終身/払込期間…終身)2.60歳払い(保障期間…終身/払込期間…60歳)3.10年更新(保障期間…10年/払込期間10年で10年ごとに更新)4.20年更新(保障期間…20年/払込期間20年 で20年ごとに更新)の4タイプの保険で、支払う保険料が加入後どのように経過していくかを記載しています。
全ての場合に同じ結果になるとは限りませんが、30歳の人が80歳過ぎまで加入し続けると、更新型は10年も20年も終身保障で60歳までに保険料を払い終えるタイプよりかなり割高な保険料を払うことになります。
■比較的短期間で終える場合
加入する期間が10年間や20年間程度では、80歳過ぎまで加入し続ける場合と違って、更新型の方がかなり保険料負担は少なくて済むことが、先ほどの医療保険は定期と終身どっちがいい?で確認できます。
これらの特徴から言えば、更新型は当面の保険料負担を少なくしたい人や、将来的に他の医療保険へ加入し直す可能性が高い人などに向いていると言えます。
更新型医療保険の見直し時は?
先ほどの損か得かで触れたように、更新型の医療保険を50年も加入し続けることは、保険料の面では最適と言えません。更新型の場合は、加入する段階で既にある程度終える時期を想定して保険期間を選択していくことが理想です。比較的短期間であれば、後に魅力的な医療保険が登場しても気楽に加入し直すことができます。ただ、他の医療保険に加入し直す場合は、その時に保険会社が求める健康状態であることが大前提です。誰しもいつ健康を害するかは予測がつきません。その為、健康を前提とした保障設計は思い通りに行かないリスクがあることを覚悟しておく必要があります。
医療保険は保険料の損得勘定も大事ですが、常に安心できる保障を確保していることの方がより大事です。更新型の医療保険を見直す際も、それを踏まえて判断するようにして下さい。
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