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大人のためのジャズライブハウス遊び(2ページ目)

初めての方も、ご無沙汰の方も、ジャズライブハウスに足を運びませんか? 今回は音楽、食事、酒、雰囲気を兼ね備えた「大人のためのライブハウス遊び」をご提案。

執筆者:鳥居 直介

この店どんな店? お店選びのチェックポイント


美味しいお酒にお洒落な音楽。。。でも、一口にジャズライブハウスといってもその内実はさまざまです!(写真は京都木屋町「RAG」ホームページより) 「ジャズライブハウス」「ジャズスポット」といってもその内実はさまざま。お店によっては連日若者が集うところや、日夜実験的な音楽が演奏されているお店もあり、「お洒落なジャズを聴きながらワインでも」といった趣とはかけはなれたお店もたくさんあります。

ここでは、「大人のためのジャズスポット」を見抜くためのチェックポイントを挙げます。ガイドお勧めのジャズスポットは次ページ以降に掲載しますが、お近くのスポットに足を運ぶ際の「ものさし」代わりに、このチェックポイントを活用いただければと思います。

■ポイント1 お店の自己申告をチェック!

お店のホームページには必ず、「インフォメーション」や「about ●●」といったページが設けられ、お店のコンセプトがつづられています。ここを見て「どんなお店」かをチェックするのがお店選びの第1歩。

たとえば京都「RAG」のホームページには「クラブ・インフォメーション」として以下のような案内が載っています。

「KYOTO音楽シーンの最前線を象徴するライヴスポットとして<中略>世界的な大物アーティストや日本のミュージック・シーンをリードするスーパー・プレイヤーが連夜ステージを飾り、京都ならではのセンスがとんがったアーティストがパフォーマンスを繰り広げ、あるいはプロ魂に憧れを抱いてライヴ活動を行っている若きアーティスト予備軍によるイベントが開催される。
Live Spot RAGは、ジャズ、ロック、ソウル、ブルース、POP、アコースティック等々のジャンルに全くとらわれることなく<後略>」

下線を引いたところを見ていただければ、「ジャズだけじゃなく、幅広い音楽をやってるんだな」「前衛的なものをやることもあるんだな」といったことがわかります。

もちろん、インフォメーションだけでわかることはごくわずか。他のチェックポイントと合わせて「自分に合った」お店を選ぶことになります。

■ポイント2 チャージ(料金)

次にチェックすべきはミュージック・チャージ。ジャズライブハウスでは、ドリンクや食事の料金とは別にチャージが発生するわけですが、これが1000円程度から1万円くらいまでと千差万別。普段ライブハウスに足を運ばない人にとっては「どういうこと?」という感じなんですが、これは、お店によって事情はさまざま。例えば地価の高い場所にあるお店などでは、チャージの半分以上がお店にそのまま入る、ということもあるでしょうし、逆に、チャージは安いけれどミュージシャンに手厚い、というところもあるでしょう。そのあたりはまったくのブラックボックスです。

とはいえ、何も手がかりがないのも困りますので、ガイドの独断と偏見で、だいたいの感覚をお伝えしておきましょう。

【2500円以下】出演者がアマチュア~セミプロの可能性があります。だからといって演奏が悪い、とは限りませんが、あまり質の保証はできません。ただし、ソロライブ(ギターソロやピアノソロなど、出演者が一人)の場合は、一流ミュージシャンが2000円程度で出演しているケースもあります。また、この価格帯のお店では、食事なども「それなり」と考えたほうがよいでしょう。あくまで例外はありますが。
【2500~3500円】もっとも「妥当」といっていい価格帯です。出演ミュージシャンは少なくとも「自称プロ」であり、超一流ミュージシャンも、ほとんどの場合この価格帯で演奏していると考えてよいと思います。
【3500~6000円】いくつかのケースが考えられますが、一番多いのは、立地のよい、あるいは高級クラブ的なお店である場合でしょう。ミュージシャンの演奏の質が【2500~3500円】のチャージの場合よりも上がる、ということはありません。ただ、この価格帯になると、食事・お酒を含めたサービスの質は、かなり安心できるものとなるでしょう。例外としてはビッグバンドの場合。4~5人のコンボ編成に比べてビッグバンドのチャージ料金が高くなってしまうのはいたしかたないことといえるでしょう。
【6000円以上】一部の高級クラブ、あるいは海外アーティストのライブ等に限られた値段設定といえるでしょう。上記と同じく、値段が上がることによって音楽の質が上がるというわけではありません。同じミュージシャンでも、出演する店が変われば、チャージは倍以上も変わってしまう、ということです。

■ポイント3 お店の広さ

最後のチェックポイントは「お店の広さ」。意外でしょうか? でも、これはポイント2と合わせて重要だと感じています。同じライブを聴くのでも、近くで聴けるか遠くで聴けるかでは、感じ方には大きな差が生じます。

理想を言うならキャパシティ25名以下のお店。これくらいのお店であれば、ちょっと悪い席に座っても十分に生の音を堪能することができます。キャパシティが70~80名を超えるようになってくると、だんだんと席による差が出てきます。

基本的には、キャパシティが少ない→客単価を上げないとつりあわない、という構造がありますので、たとえば10名程度のキャパシティのお店はそれなりのチャージをとることになるわけですが、それはそれで、十分に値段に見合った値打ちはあるものと私は考えています。

→次ページはガイドお勧め、東京の「大人のためのジャズスポット」
ジャズライブハウス
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