DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング新商品情報

RolandがR-05やV-STUDIO 20を発表

ドイツ・フランクフルトではじまった楽器の展示会、MusikMesse。これに合わせてローランドが国内でも内覧会を行い、V-STUDIOの新シリーズやリニアPCMレコーダーなど新製品の発表を行いました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

毎年3月にドイツ・フランクフルトで開催される世界規模の楽器の展示会、Musikmesse。今年もMusikmesse 2010が3月24日~27日まで開催され、世界中から多くの楽器メーカーがブースを出展し、新製品の発表を行います。これに先駆け、ローランドは国内のプレス向けに内覧会という形でMusikmesseに出品する新製品の発表会を開催しました。1月にアメリカで行われたNAMM SHOWでMobile Studio Canvasなどを発表したばかりではありますが、さらに新たな製品がいろいろ発表されたので、紹介していきましょう。

小型のリニアPCMレコーダー、R-05

R-05
R-09HRと比較し、より小型化するとともに、バッテリー持続性も高くなったR-05
まず紹介したいのが、24bit/96kHz対応のリニアPCMレコーダー、R-05です。ローランドでは現在R-09HRという製品を出していますが、その弟分モデルとして登場しました。

マイクの指向性などに違いがあるものの、R-09HRとほぼ同性能で録れるだけでなく、小型化が図られ、一回り小さくなっています。しかも単3電池2本で16時間以上の録音を実現するなど、バッテリー駆動時間が3倍以上に延びているのも大きな特徴です。

さらに、最大の特徴ともいえるのが「リハーサル機能」というもの。リニアPCMレコーダーでいい音で録るための一番のポイントは、音量オーバーしない範囲で、できるだけ大きな音で録るということ。そこで、本番前にリハーサルとしてR-05に音量レベルを測定させ、最適な入力音量にセットしてくれるという機能なのです。これなら、録音初心者でも分かりやすく簡単にいい音でのレコーディングができそうです。

R-09HRのようなチューナー機能、メトロノーム機能などはないものの、これだけの機能、性能を実現しつつ実売価格的には25,000円前後とのことですから、非常に魅力的だと思います。
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