DTM・デジタルレコーディング/DTM基礎知識

Recordで始めるギタリストのためのDTM入門(2ページ目)

DTMに多少興味はあるけれど、敷居が高そうで…と思っているギタリストも多いはず。でも難しい知識は不要で手持ちのパソコンで即、多重録音などができるRecordというソフトがあるので紹介しましょう。

難しい設定なしに、すぐ始められるRecord

Propellerhead Record
Propellerheadが開発したギタリストを中心としたプレイヤー向けのレコーディングソフト、Record
どのDAWを使っても、同じように一通りのことができるようになっていますが、その中でDTMを扱ったことのないギタリスト向けともいえるソフトが昨年登場しました。スウェーデンのPropellerheadという会社がリリースしたRecordというソフトがそれです。

DAW全盛の現在ですが、RecordはDAWとは一線を画するもので、ギタリストを中心としたプレイヤー向けのレコーディングソフトとなっているのです。多重録音ができて、エフェクタがいろいろ使え、ミキシングもできて……という面ではDAWと同様ですが、最大の特徴は起動させれば、難しい知識や設定なしにすぐにレコーディングが始められるという点です。

また非常に軽いソフトなので、WindowsでもMacでも手持ちのパソコンですぐに始められるというのも大きなポイントでしょう。ただ、最近流行りのネットブックでは、ややパワー不足なので、そうでないマシンを使いたいところですが……。

ただし、パソコンには通常、ギターとの接続端子がないので、オーディオインターフェイスをひとつ用意する必要があります。1万円前後から、さまざまな製品があるので、とりあえずギターが接続できる手ごろなものを入手しておくといいと思います。


あのLINE6 POD機能が搭載されている

Propellerhead Record
Recordに搭載されているソフトウェア版のギター用POD、
ギタリストにとってうれしいRecordの非常にユニークな機能として挙げられるのが、Recordに、あのLINE6のギターアンプシミュレータ、PODが搭載されていることです。

DTMは未経験でもPODは使っているという人は少なくないでしょう。そのPODのソフトウェア版がRecordに搭載されているので、レコーディングなどしなくても、単純にこれをPODとして使ってしまうということも可能なのです。


Propellerhead Record
Recordに搭載されているソフトウェア版のベース用POD、
ギター用の赤いPODとベース用の黒いPODの2つを選択することができ、必要に応じて複数起動させて同時に使うことも可能です。ただ、搭載されているアンプシミュレータとキャビネットの数が5つずつとちょっと少ないので、オールマイティーとはいきませんが、もしUSB端子付のPODを持っているのであれば、それと接続することにより、手持ちのPODに搭載されているアンプシミュレータも利用可能になるというのもユニークなところです。

あわせて読みたい

あなたにオススメ