DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング新商品情報

新製品にはみんなCubase AI 5が付いてくる(3ページ目)

先日、YAMAHAが新製品の発表会を行いリニアPCMレコーダー、エレクトロニックドラム、ステージピアノを発表しましたが、いずれにもバンドルされていたのがCubase AI 5です。改めてこのDAWに注目してみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

新パッドを採用したDTXのフラグシップモデル

DTX drum
DTX-PADという新開発のパッドを採用したDTXシリーズのフラグシップモデル
YAMAHAでは1996年よりDTXシリーズというエレクトロニックドラムを展開しています。ガイドである私自身もDTXシリーズとなる前のTMXというエレドラが、最初に買ったドラムでしたが、その後DTXに乗り換えるなど、お世話になってきました。

現在入門機のDTXPLORER、スタンダードモデルのDTXPRESSがありますが、最上位のフラグシップモデルとして位置づけられるのが、今回登場したDTX drum
   DTX950K
   DTX900K
です。定価がそれぞれ698,250円、567,000円と一般人が簡単に手を出せるものではなさそうですが、発表会の会場で試演させてもらったところ、なかなか気持いい叩き心地でした。最大の特徴は、DTX-PADという新開発のパッド。Rolandは特許をとっているメッシュ素材のパッドを前面に打ち出していますが、DTX-PADは特殊複合材料と独自成型技術によって作った「テクスチャード・セルラー・シリコン・ヘッド」を採用したものとなっています。指で触ると、ウレタンのような感触ですが、叩くとアコースティックドラムのような感覚が得られるものとなっています。その一方で、ヘッドフォンをはずすと、非常に静かなユニークな素材となっていました。


SCMテクノロジーを採用したステージピアノ

CP1
SCMテクノロジーを採用したステージピアノ、CP1。
そしてもうひとつが、ステージピアノの
   CP1(定価:525,000円)
です。

これまでYAMAHAはさまざまなエレピを出してきましたが、このCP1はSCM(スペクトラル・コンポーネント・モデリング)という技術を搭載した新たな音源となっています。SCMはモデリング技術とサンプリング技術を融合させたもので、楽器ごとに発音方法が最適化され、楽器本来の持つ幅広いダイナミクスとスムーズな音色変化を表現できるものだそうです。

ご存知のとおりYAMAHAはアコースティック楽器の世界的メーカーでもありますが、CP1はアコースティックピアノの加工技術を生かした新開発の木製鍵盤を採用し、アコースティックピアノのような弾き心地を実現したというものになっています。
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