DTM・デジタルレコーディング/オーディオインターフェイス

ビデオも録れるリニアPCMレコーダー、Q3(2ページ目)

ZOOMからビデオも撮れるリニアPCMレコーダー、Q3が発売されました。定価29,400円という低価格な機材で、どんなことができるのかを探ってみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

30フレーム/secのQuickTime(MPEG-4 SP)で録画する

ZOOM Q3
640×480ピクセル、30フレーム/秒での録画し、MOVファイルとして生成される
最近の大手AV機器メーカーが発売するビデオカメラはフルHD対応でAVCHD対応となっている一方、Q3はもっとパソコン寄りの仕様となっており、パソコンを使っているユーザーにとっては、より使いやすいものとなっています。

具体的にいうと、動画のフォーマットはQuickTimeのMOVファイルで、動画圧縮方式はMPEG-4 SP。640×480ピクセルですから、決して高解像度というわけではありませんが、動画フレームレートは30フレーム/秒とかなりキレイに動きを捉えることが可能です。もっともレンズは30万画素のCMOSレンズとなっているので、DVDやBlu-rayのような高画質を望むものではありませんが、YouTubeやニコニコ動画など、ネットにアップするための素材作りという意味では十分な性能を持っているわけです。


ZOOM Q3
中央の赤いボタンを押せば、即録画がスタートする
使い方はいたって簡単で、RECキーを押すだけ。するとすぐに録画がスタートし、2.4インチのQVGA液晶ディスプレイには、現在撮影している画像が映し出されます。

録画したMOVファイルはSD/SDHCカードに収録される形になります。最高で32GBのカードが利用できるので、動画であれば約17時間も記録できる計算になります。
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