2万円台で登場したリニアPCM対応ビデオレコーダー
ビデオ撮影も可能なリニアPCMレコーダー、ZOOM Q3 |
Q3
という、従来とは大きく異なるコンセプトのレコーダーを出してきたのをご存知でしょうか?
発売は10月末だったので、すでに店頭で目にした方、また中には入手したという方もいるかもしれません。このQ3はZOOMが開発したリニアPCMレコーディングにも対応するビデオレコーダーなのです。そう、これまでのH2などのように、音を録るだけに留まらず、ビデオ撮影も可能な機材なのです。
しかも、驚くのがその価格です。これまでも安さが目立ったZOOMですが、ビデオ撮影が可能になったにもかかわらず、定価は29,400円。ネットで検索してみると、12月2日現在、販売価格が21,000円を切るお店まで登場しているようで、ちょっと他社には真似できないのでは……と思うような打ち出し方をしているのです。
先日、このQ3を使う機会があったので、実際どんな製品なのか、リニアPCMレコーダーとしてみた場合、どの程度の性能なのかなどを紹介しましょう。
縦型で使うコンパクトな機材
単3電池2本で駆動し、ビデオなら2時間の録画ができる |
このブルーのQ3は縦に構えて使うもので、サイズ的には55(W)×132.5(D)×32(H)mmで、130g(電池含まず)とコンパクト。単3電池2本で駆動し、SD/SDHCに録画・録音する仕様なので、誰もが手軽に使えます。実際、中央の赤いボタンを押せば、すぐに録画ができるなど、使い勝手もよく、非常にわかりやすい機材となっています。