DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

Cubase Essential 5,Cubase AI 5が登場(3ページ目)

SteinbergのCubase 5シリーズにEssential 5、AI 5のそれぞれが登場しました。Essential 5はStudio 5の下に位置づけられるエントリー版、AI 5はYAMAHA製品にバンドルされるものです。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

新ハードウェアCI2にAI 5がバンドル

Cubase AI 5
YAMAHA/Steinbergのハードウェア製品にバンドルされるCubase AI 5
これまでMOTIFなどのシンセサイザやKXなどのMIDIキーボード、またMR816csxをはじめとするオーディオインターフェイスなど、YAMAHA/Steinbergハードウェア製品にはCubase AI 4というソフトが同梱されていました。そのCubase AI 4が今後Cubase AI 5になることも同時に発表されました。


Cubase Essential 5
ギタリストなどに最適なUSBオーディオインターフェイス、CI2
そのCubase AI 5が同梱される第一弾となるのがCI2(シー・アイ・ツー)というUSBのオーディオインターフェイスです。CI2は2IN/2OUTのオーディオインターフェイスですが、単なるオーディオインターフェイスではなく、CC121と同様のAIノブを装備することで、ここからリモートコントロールできるようになっているのが特徴です。また、フットスイッチを使うことで、ハンズフリーでCubaseを操作できるようになるのもユニークなところです。

そのCI2にバンドルされ、CI2の機能をフルに発揮できるようにするのがCubase AI 5なのです。もちろん、Cubase 5をはじめ、Studio 5、Essential 5を持っていればAI 5と同じことができるようになっています。

なお、現在Cubase AI 4がバンドルされている製品も、今後順次Cubase AI 5へ切り替わっていくとのことです。ただし、Cubase AI 4からAI 5へのアップグレードや交換サービスというのはないようなので、購入する際、どちらが入っているのか確認しておくといいかもしれません。


AI 5には計31種類のエフェクトを装備

Cubase AI 5
スピーカーシミュレーション付きのギターアンプ シミュレーター、さまざまな種類のアンプとキャビネットが選択可能
このCubase AI 5はCubase AI 4と比較してもさまざまな点で機能強化されています。

ユーザーインターフェイスが改良され、分かりやすくなっているのとともに、マウスのクリックやコンピューターのキーボードのタイプで MIDI ートの演奏やレコーディングが可能な、バーチャルMIDIキーボード機能を搭載するなど、より使いやすいものになっています。

さらにエフェクトが追加され、標準で31種類ものオーディオエフェクトが利用できるようになっています。中でも特筆すべきがスピーカーシミュレーション付のギターアンプ・シミュレーターです。さまざまな種類のアンプとキャビネットが選択可能で、コントロール類は、典型的なギターコンボをエミュレートしています。
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