独立4レイヤーの構造
さらに、Largoがすごいのは、これが4レイヤーのサウンド・ストラクチャーという構造の音源であることです。ここまで見てきた音作りは、1レイヤーにおいての作業。それが別々に4つ用意されているのです。もちろん1レイヤーごとに、別々にコントロールすることができ、いわゆる4マルチティンバーの音源とみなすことができます。
実際MIDI1ch~4chで個別にコントロールできるのですが、MIDI 5chを使うことで、4つのレイヤーを統合した、いわゆるパフォーマンスモードのような形で音を鳴らすことができます。しかも、マルチ・モードでは最高で8つのチャンネルで扱ううことが可能になるのです。
ライセンス管理はCubaseなどと同じ仕組み
ライセンス管理にはSteinbergのCubaseやWaveLabなどで採用されているSyncrosoftのeLicenser方式が採用されている |
とはいえ、不法コピーによる不正利用が耐えない昨今、このLargoにもコピープロテクトが施されています。インストールする際、右のような画面が出てくるのですが、これに見覚えのある方はいませんか? そう、Steinbergが使っているのと同じ方式のSyncrosoftによるeLicenserという方式のプロテクトです。
正確にはCubase AI4やCubase LE4と同様のもので、USBドングルなど不要で、ライセンス情報がPC内に収められます。しかし、ライセンス情報が固有のPCに入っていると、自宅とスタジオで別のマシンを使って曲を作りたいといった場合に困ります。しかし、CubaseやWaveLabなどで使われるSteinberg KeyというUSBドングルがあれば、そこにライセンスを移動させることができ、そうすればUSBドングルさえ持っていけばどのマシンにでもインストールして使うことが可能になります。
こうしたラインセンス管理の方法も頭に入れておくことで、活用の幅も広がっていくはずです。
【関連サイト】
Waldorf Music(英語)
フックアップ(国内代理店)