往年の名機を再現できるプリセットが用意されている
ちょっと少ないが計128のプリセット音色が用意されている |
まずは128音色のプリセットがあるので、適当に選んで音を鳴らしてみてください。アナログシンセ系の図太いサウンド、リード系の迫力あるサウンドなど、ちょっと鳴らしただけで、いかにもWaldorfというサウンドが響き渡ります。そして、これらのサウンドが、手持ちのDAWで、簡単に使えるということに、感激する人もかなり多いように思います。
128種類の波形を持つウェーブテーブルシンセシス
独立した3つのオシレータは128種類のウェーブテーブルデータを利用できる |
しかし、Waldorfのシンセは、自分で自在に音色作りができるのが自慢。そしてこのLargoもイチから音色を作りこんでいくことで、世界はどんどん広がっていきます。
では、このLargo。ひとつの音源としてみたとき、どのような構成になっているのでしょうか?
画面的には、比較的シンプルで、基本的にこの1画面で操作を行っていきます。見てのとおり、左上に3つのオシレータ(そのほかに2つのサブオシレータがある)があり、これで、原音を作り出します。その原音の元になっているのが、予め登録しているウェーブテーブルデータ。そう、このLargoはWaldorfの代名詞ともいえるウェーブテーブルシンセシス=サンプリング音源なのです。そして、そのウェーブテーブルデータとしてサイン波、三角波といった基本的な波形からオルガン、ピアノ、さらには人の声まで128種類もの波形が収録されているので、かなりのバリエーションを出すことが可能です。